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2007年8月24日

マリア・シャラポワ ニューヨークスタイルで全米オープン連覇に臨む
シャラポワの力強いゲームと、印象的なオンコートスタイルに合わせてデザインされた
デイ&イブニング スペシャルドレスを発表

ニューヨーク州ニューヨーク(2007年8月22日) - 本日、ロックフェラーセンター屋上で、マリア・シャラポワ選手が2007全米オープンで着用予定のデイ&イブニングドレスを発表しました。世界で最もダイナミックなこの都市こそが、テニス界のスター選手であるシャラポワ選手が自分のファッションへの愛情と、スタイルのセンスに浸りながら、オンコートでの力強い活躍を見せつけることができる場所なのです。ディフェンディングチャンピオンである彼女は、ナイキのデザイナー達とともに、第1ラウンドの試合で着用する、アトミックレッドに、スワロフスキークリスタルの装飾を施した特製のイブニングドレスで記者発表会に臨みました。デザインのインスピレーションとなったニューヨークの摩天楼を背景に、彼女自身がモデルとなり、裾にかけて広がるシフトシルエットのドレスを披露しました。また同時に、日中の試合に着用する白/黒バージョンのドレスも紹介しました。

シャラポワ選手は2006年のタイトルを獲得するとともに、日中と夕方、それぞれの試合に特注のドレスで登場し、ウエアでも強豪選手やファンに強い印象を与えました。昨年のトーナメントでは、「リトルブラックドレス」を夕方の試合に着用し、マリアの存在感と新しいスタイルを印象づけました。その流れをくみ、今年の全米オープンでも彼女のセンスを生かしながらも、最新の機能性を兼ね備え、最高のパフォーマンスを可能にする新しいスペシャルウエアで多くの人を振り返らせます。

過去のコラボレーションの成功を糧に、ナイキとシャラポワ選手は2回目の共同制作として、今回もこの全米オープンに向けて、美しさと機能性を自然に融合させた日中と夕方の試合用のウエアを制作しました。「ナイキは常にニューヨークに強い印象を残したい、という私の希望を理解してくれています。」とシャラポワ選手は語っています。「そして、全米オープンに向けて作られたドレスは美しく仕上がり、気持ちよく試合に臨めるものにもなっています。特に今年はこのニューヨークをインスピレーションにしたデザインとなっているから、とても楽しみです。」

ナイキ グローバルテニスアパレルのギル・ブラウンは、テニスのゲーム内容と同様に、洗練されたファッション感覚を持つシャラポワ選手のアパレルをデザインすることはとてもいい機会になったと述べています。「彼女は真剣にテニスに打ち込んでいる一方で、同じぐらいの情熱をアパレルにも注いでいる、本当に完璧主義な人です。全米オープンに向けた課題は、マリアとニューヨークを結びつけるデザインを、そして彼女にとって特別なものを作ることでした。その答えとして制作したのが摩天楼のグラフィックで、これが大変印象的なかたちで日中と夕方のドレスを結びつける役割も果たします。」

夜のニューヨーク

夕方の試合用に、デザイナーは超軽量のDRI-FITジャージ素材を使用した、シンプルな裾広がりのシフトシルエットで、膝丈のアトミックレッドのドレスを制作しました。DRI-FIT素材は優雅で光沢があり、流れるようなシルエットを生み出すとともに、動きやすく、汗の管理をする通気性も備えています。縫い目のない構造がドレスをすっきりとした印象に仕上げていると同時に、肌への摩擦を最小限に抑え、快適性を最大限に実現します。

フェミニンなディテールに加え、アトミックレッドの色合いに仕上がったドレスは、彼女のフォアハンドと同じくらい力強い印象を生み出しています。この色合いの選択には、プレイヤーであるシャラポワ選手自身の意見が大きく反映されています。このトーナメントで自分が表現したいスタイルにどの色が合うか、そして、その色がどんな意味合いを持つかを意識して選択されています。さらに、赤はビッグアップルのファッションウイークのカーペットや、5thアベニューの夜に輝くテイルランプの色でもあります。昨年ニューヨークで優勝を果たしたシャラポワ選手には、トーナメントにレッドカーペットで向かうという意味合いも持つこの色が、一番適しているのです。

シャラポワ選手がニューヨークのエネルギーや活気に惹きつけられていることも配慮し、ナイキは有名な摩天楼をドレスに表現し、彼女のゲームと彼女の好きな都市とのつながりを芸術的に表現しています。シャラポワ選手のイブニングドレスは文字通り、そして象徴的にもこの都市の夜景を背景にしています。前身のグラフィックデザインは、摩天楼のデザインを抽象的に、その形を上下逆に使って表現しています。600以上のスワロフスキーのクリスタルでグラフィックを表現し、光るクリスタルが夜の摩天楼の明るい光を反射させます。クリスタルは、ドレスの上部に熱で接着され、クラシックなイブニングドレスの優雅さにも匹敵する首周りのラインを生み出しています。

背中にある3つのクリスタルのボタンは、通気性をもたらすと同時に、魅力的、機能的かつスタイリッシュな印象を与えています。

昼のニューヨーク

日中の試合には、超軽量DRI-FITジャージ素材を使用した、シンプルな裾広がりのシフトシルエットの白/黒のドレスを制作しました。ウエア上部とオーバーレイの裾には透明なDRI-FITジャージを採用し、女性らしいディテールが味付けされています。ニューヨークの摩天楼を逆さにしたデザインを元にした、ウエア前面の大胆なグラフィックなどのドラマチックな要素と、セクシーな首の後ろの深い切れ込みはシャラポワ選手の美的な感受性を反映したものです。

さらに、ニューヨークの有名な摩天楼をこのデイドレスにも採用しています。美しくかつ機能的、抽象的なグラフィックはマンハッタンの鋭角的な高層ビルや、その陰を逆さまに表現し、ウエア上部に透明な素材を装飾しています。レーザーで裁断し、熱接着した素材と、対照的な色の組み合わせで、この有名な地形を印象的な写真の「ネガ」印刷のような効果で表現しました。

このようなドラマチックな視覚表現と、セクシーな切れ込みの後ろ首のラインなどの意外な要素は、シャラポワ選手の美的センスとスポーツに対するセンスにも通じるものです。

「これらのディテールはマリアにとってとても大切なもの。」とシニアデザイナーのコーリーン・サンディソンは述べています。「彼女を特別な存在に見せるだけではなく、彼女のパフォーマンスも引き立たせます。」首の後ろを広く開けたデザインは動きを滑らかにすると同時に、ファッションショーにも負けない、魅力的な彼女を見せつける効果もあるります。さらに、DRI-FIT素材が滑らかなシルエット、動きのスムーズさ、汗の管理と通気性も実現します。そして、シームレス加工が摩擦を最小限に抑え、快適性を最大化します。

白黒のカラーブロッキングを行ったデイドレスは、シンプルさ、美しさとスポーツの優雅さを集約したものです。そして、アトミックレッドのシームレスショーツが、この人目を引くドレスに一瞬の色合いを添えています。

試合へのウォームアップ

ナイキは、オンコートのウエアに加え、ウォームアップ用のアンサンブルも制作しました。

昼間は、女性らしいスリムなフィットの黒のDRI-FITジャージ素材のウォームアップトップは、透明なDRI-FITジャージ素材のヨーク(切替布)と、下のドレスの摩天楼のグラフィックを垣間見せる深いVネックが特徴です。レーザーカットの裾のライン、縫製を行わない継ぎ目、七分袖の透明な DRI-FITジャージ素材のカフはドレスのディテールにも共通しています。

日が暮れると、エレガンスさも高まり、シャラポワ選手は日中用のウォームアップジャケットから、フィットしたシルクジャケットに着替えます。ジャケットはオーガンジーのバルーンスリーブから、長くスポーティなカフにつながっていきます。シャラポワ選手の全身を包む黒のアウトフィットで、スポーツの優雅さを表現しました。大き目のジッパー開きのジャケットは、襟が高く、手首のカフ部分は長めで、裾は身体にフィットしてスタイル感を高めています。一方、背中の逆プリーツのディテール、大きなボールポケット、紐で調整できる裾は純粋にパフォーマンスを追求したものです。ハイウエスト、後ろのカーブの入ったヨーク、膝上はゆるいフィットで、膝下は調整可能なスリムフィットのウォームアップパンツはモダンでシックなシルエットに仕上がっています。

さらに、全体が黒で裏地部分にアトムレッドのDRI-FITを使用したサンバイザー、ナイキヴェイパーS2フットウエア、大き目の黒いナイキ オンコートバッグ等がアクセサリーとして使用されています。

会場

2007年のグランドスラム4戦目となる全米オープンは8月27日から9月8日までニューヨークで行われます。シャラポワ選手が(試合を通して)モデルを務める、彼女の意見を反映させた美しさとパフォーマンスの境界線を変えるドレスにご注目下さい。