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2010年2月26日

ナイキ 2010 ナショナルチーム ユニフォームを発表
環境への影響を軽減しながら、パフォーマンス性を向上

1,300万本のゴミ廃棄場のプラスチックボトルを使用し、100パーセント再生ポリエステルで生産されたユニフォームが南アフリカで着用される

ロンドン,イギリス(2010年2月25日 ロンドン時間) -クリスチアーノ・ロナウド選手、ロビーニョ選手、パク・チソン選手をはじめとする数多くの世界屈指のトッププレイヤーは、フットボール史上で最も環境にやさしく、最も技術的に優れたユニフォームを身につけてピッチに向かいます。ナイキがサポートするブラジル、ポルトガル、オランダをはじめとするナショナルチームは、今回初めて全て再生ポリエステルで作られたユニフォームを着用します。1枚のユニフォームにはプラスチックボトルに換算すると最大8本分のボトルが用いられています。

「今夏の南アフリカで、ナイキは世界最高のサッカー選手たちの活躍を願い、最新の革新的な製品を提供します。」とナイキブランド プレジデントのチャーリー・デンソンはコメントしました。「本日発表するのは、見栄えが良くて動きやすいだけでなく、環境にも優しいリサイクル素材を使った新デザインのユニフォームです。」

ナイキの繊維素材サプライヤーは、2010 ナショナルチーム ユニフォームの制作にあたり、日本と台湾のゴミ廃棄場から使用済みのプラスチックボトルを調達し、それを溶かして新たに糸を作り、ユニフォームの生地へと生まれ変わらせました。

これにより、新しくポリエステルを作る場合と比べて最大30%の原材料とエネルギー利用の節約が可能になります。新しいナショナルユニフォームに再生ポリエステルを使用することで、約1,300万本、254,000kg のポリエステルがゴミ廃棄場に廃棄されることを防ぎました。これはフットボールピッチに換算すると29面分となり、ユニフォームを作るために再利用されるボトルを横にして端から端まで並べると、南アフリカの海岸線よりも長い3,000km 以上に及びます。

このナショナルチーム ユニフォームは、ナイキの全製品をより環境に優しいものにしていく過程において、重要な一歩を意味しています。

さらに、すべてのナショナルチーム ユニフォームは、各国の文化やアイデンティティを踏まえてデザインされています。ナイキは、母国のために戦うという選手たちのプライドを理解し、9カ国のナショナルチームそれぞれの伝統や固有のサッカー文化を象徴したデザインを施しました。

ユニフォームにおける革新

環境へ配慮するということは、ナイキのユニフォームの革新的な機能性を失うことではありません。今夏の決勝の舞台のために、新しいユニフォームは、選手をドライで涼しく、より快適な状態に保ち、最適な状態に体温を維持し、ピッチ上で最高のパフォーマンスを発揮することを可能にします。

改良されたNike Dri-FIT 素材は、過去のナイキのユニフォームよりも13%軽量化され、汗をすばやく蒸発させ、プレイヤーをドライな状態に維持します。ユニフォームのトップスの両脇に通気ゾーンを設けることで、前回のユニフォームよりも空気の流れを7%向上し、体全体に空気が流れる仕組みになっています。空気が胴体のまわりを通り抜けることができるようになり、プレイヤーを涼しい状態に保ちます。ナイキのこれまでの革新に裏づけられた通気ゾーンは、レーザーによって切り込まれた200余りの細かな孔によって構成されいます。

さらに、ショーツのウエストバンドの下と背骨の基部にも通気ゾーンを設け、特に汗をかく部分が乾燥した状態に保てるよう工夫が施されています。

ユニフォームに用いられた新しいダブルニット構造は、スマートな印象を生み出すと同時に伸縮性を10%高め、体の自然な曲線に合わせてカットされ、最大の通気性と動きを実現させる新しいダイナミックフィット構造が取り入れられています。

プレイヤーは、ナイキ プロ コンバット独自のメリットを各ナショナルチーム・ユニフォームと組み合わせることもできます。工学的に考案されたアンダーウェアであるナイキ プロ コンバットにはスライダーショートとインパクトショートがあり、厳しい気象条件下でプレイヤーの首をサポートするナイキ プロ サーマル モックと同様、軽い衝撃や摩擦からプレイヤーを守ります。

ワールドカップ南アフリカ大会では、ブラジル、オランダ、ポルトガル、米国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、セルビア、スロベニアの9カ国がナイキの新しいナショナルチーム ユニフォームを着用します。