Press Release

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NikeJapan.Communications@nike.com

2010年3月3日

裸足感覚を向上させ、より自然な足裏の動きを実現したランニングシューズ
「ナイキ フリー ラン+」2010年3月20日(土)より発売

株式会社ナイキジャパンは、2010年3月20日(土)より、「ナイキ フリー ラン+」(価格:¥11,550税込)を発売します。「ナイキ フリー ラン+」は、シューズを履きながらも裸足に近い環境を作り出す「ナイキ フリー テクノロジー」を搭載したランニングシューズです。ランナーは裸足に近い環境でランニングを行うことで、柔軟性、バランス感覚を向上させることができるほか、筋力強化につながるランニングを体験できます。

ナイキは、2004年の初代「ナイキ フリー」の発売以来、裸足感覚の向上とランニングシューズとしての機能強化を目指し開発を重ねてきました。その 結果、「ナイキ フリー ラン+」は、アウトソールの縦横に刻まれた屈曲溝=フレックスグルーブを増やすことにより屈曲性を高めると同時に、より快適な ランニングを実現するために、クッション性と安定性を向上させました。

「ナイキ フリー ラン+」の製品特徴

ナイキ フリー ラン+
■価格:¥11,550(税込)
■サイズ展開:
25-30cm(メンズ)22.5-25cm(ウィメンズ)
■カラー展開: 4色(メンズ)/3色(ウィメンズ)

アウトソールの屈曲溝
アウトソールに刻まれた屈曲溝の深さや幅を微妙に変化させ、より自然な足裏の動きを実現しました。特に、前足部に深めの溝を縦方向に2本から5本に増加。これにより、ランニング時に着地や蹴り出しの際に、よりしっかりと地面を捉えられます。

進化したクッショニングシステム
シューズ自体に着地時の衝撃を吸収するクッショニングシステムをかかと部分に搭載しました。アウトソールの一部を土踏まずのようにへこませることで、着地時にクッション性を発揮します。
これにより、パーツを加えることなくクッション性を高めることが可能になりました。

シューズ内の摩擦を軽減
縫い目によるシューズ内の摩擦を軽減するため、各パーツを熱圧着に。これにより、シューズ全体の軽量化を実現しました。

Nike+※対応
Nike+対応モデル。裸足感覚でのランニングを楽しみながらも、Nike+を使い手軽にワークアウトデータを蓄積、管理できるようになります。

※Nike+とは、自分のワークアウトデータ(ペース、距離、消費カロリー)データを簡単に蓄積、管理することができるシステムです。また、Nike+を通じてつながる世界最大規模のランランニングクラブ「nikerunning.com」では、データの管理に加え、世界中のランナーと競争したり、ゴールを共有したりできます。

ナイキフリーの基本コンセプト/機能

裸足でのトレーニングは、怪我のリスクの軽減や運動能力向上の為に、世界中のコーチやアスリートたちに取り入れられてきました。しかし1年中屋外で裸足トレーニングを行える環境にあるアスリートはそう多くありません。そのため、ナイキは、裸足トレーニング同様の環境を実現するシューズを作れば、同様の効果が期待できるのではという仮説から商品を開発し、2004年より発売を開始しました。
「ナイキ フリー」は、裸足同様の足の動きを実現することで、普段使用されていない筋肉を刺激。人が本来持っていながら眠らせている機能を目覚めさせ、足そのものを鍛える、というコンセプトのもとに生まれたシューズ。「ナイキ フリー」のポイントは、ソールの縦横に深く刻まれた多数の溝=フレックスグルーブ。この溝とフィット感が高く軽量なアッパーが、裸足同様の自然な足の動きを促します。特に、着地から蹴り出しの時に、地面をしっかり捉え、屈曲する足指の動きが可能になることで、(足指からつながっている)足底~アキレス腱の筋肉が刺激・使用されます。

科学的に裏づけされたナイキ フリーがもたらす、裸足力

ドイツスポーツ大学(ドイツ・ケルン)の生物力学・整形外科研究所によるリサーチで、「ナイキ フリー」を着用しトレーニングを行った場合、足の筋肉、柔軟性、バランス力の向上に効果的であることが分かりました。実験は、健康で活動的な100 人の対象者に、6ヶ月間週4回、20分から30分間「ナイキ フリー」を着用してウォームアップを行ってもらい、筋力、筋肉断面の成長、足首の可動域、そしてバランス機能の向上を調査しました。「ナイキ フリー」を着用した場合、下肢と足の筋肉の向上に有効な負荷がかかります。研究では、「ナイキ フリー」が持つユニークな構造が、裸足トレーニングと同様の効果を生むと推測して実験を行い、この構造が生物学的に有効で、足筋への刺激を誘導するものであると結論付けました。

研究結果

  • 足と足首の強さが10~20パーセント向上(統計学的に有意)
  • 筋肉断面の成長
  • 足と足首の稼動域が5~10パーセント向上(統計学的に有意)
  • 神経筋バランスが20~22パーセント改善(統計学的に有意)

通常のフットウェアを着用した対象群には、変化は見られませんでした。

参考文献 ※研究結果は第3者により発表

ケルンスポーツ大学 生態力学・整形外科研究所 W. Potthast, A. Niehoff, B.Braunstein, J.Goldmann, K.Heinrich and G. P. Bruggemann
「つま先の屈曲筋の形状と機能の変化はトレーニングフットウェアに関係する」(Changes in Morphology and Function of Toe Flexor Muscles Are Related to Training Footwear)
2005年8月

ケルンスポーツ大学 生態力学・整形外科研究所 W. Potthast, B.Braunstein, A. Niehoff and G. P. Bruggemann
「トレーニングフットウェアの選択が、足とすねの筋肉の形状と機能の変化に影響を与える」(The Choice of Training Footwear Has an Effect on Changes in Morphology and Function of Foot and Shank Muscles)
2005年8月

アスリート着用 コメント

ポーラ・ラドクリフ選手(イギリス・フルマラソン/2008 ニューヨークシティマラソン優勝者)
「私にとってナイキ フリーは、強化のために不可欠なシューズです。通常のトレーニングシューズよりも柔軟性があり、そしてより自然な足の動きを実現してくれます。私は、脚力強化の為にナイキ フリーを使用していますが、コアエクササイズやウォーキングにも使用することによって、本質的な足の筋肉を強く保ち、ランニングをベストな状態に保つことに役立てています。」

カーラ・ガウチャー選手(アメリカ・中長距離選手/世界陸上2007大阪 100,00m 銅メダリスト)
「ナイキ フリーは、複雑な構造ではなく、そしてとても柔軟性があります。ナイキ フリーを履いた時、シューズの中で私の足はより自由に動き、本来の足の役割を果たしてくれます。」

酒井俊幸監督(東洋大学陸上競技部監督)
「2007年よりナイキ フリーを使用していますが、最初はデザインが新鮮で目に留まりました。ナイキ フリーは普段履きとしても利用でき自然に足の筋力を鍛えることができます。トレーニングでは、ウォーキングや軽めのジョギング、クロスカントリーなどを走る際に取り入れています。履き始めは負荷を感じますが慣れてくるととても履きやすいです。」

川嶋伸次氏(シドニーオリンピック マラソン日本代表)
「5~6年前よりナイキ フリーを積極的にトレーニングに取り入れています。ナイキ フリーを履いていると不整地を走っているような感覚で自然に身体を支えようとして体幹の筋力がバランスよく付いていく感じがします。」

立花龍司氏(コンディショニングディレクター)
「NIKE FREEは、足の指をしっかり使うことができます。足の指を使える人は、親指、踵、小指の3点で体重を支えることができますが、踵だけに体重がかかってしまっている場合はバランスが悪く転びやすくなります。また、一歩目を踏み出すときに体重が踵にある場合は、親指に体重移動をしなければならないので、一歩目が遅くなります。」