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2011年3月8日

サポート性と広い可動域を両立する2層構造のアッパーで裸足感覚をさらに向上
「ナイキ フリー ラン+ 2」 2011年4月1日(金)より発売

株式会社ナイキジャパンは、2011年4月1日(金)より、「ナイキ フリー ラン+ 2」(価格:¥11,550税込)を発売します。「ナイキ フリー ラン+ 2」は、シューズを履きながら、裸足に近い感覚でランニングをすることができる「ナイキ フリー テクノロジー」を搭載したランニングシューズです。新たに搭載された2層構造のアッパーで、調節可能なフィット感を提供し、さらに裸足に近い感覚で、足裏の筋力や柔軟性、バランス感覚などを鍛えることができます。

ナイキは、2004年の初代「ナイキ フリー」の発売以来、裸足感覚を向上させ、ランニングシューズとしての機能を強化させるための開発を重ねてきました。「ナイキ フリー ラン+ 2」は、サポート性と調整可能なフィット感を両立する2層構造のアッパーにより、フィット感を向上しさらに裸足に近い感覚を得られるシューズに進化しました。今回は、カラーバリエーションを豊富に、またトレーニングやヤングアスリートなどの幅広いカテゴリに対応したモデルを展開します。

「ナイキ フリー ラン+ 2」の製品特徴

アウトソールの屈曲溝

アウトソールに刻まれた屈曲溝の深さや幅を微妙に変化させ、より自然な足裏の動きを実現しました。特に、前足部に深めの溝を配置しているため、ランニング中の着地や蹴り出しの際、しっかりと地面を捉えることができます。

サポート性と広い可動域を両立したアッパー構造

アッパーは2層で構成されています。足に触れる1層目は、フィット感を重視し、通気性の高いメッシュと、薄くかつ強度の高い素材を熱圧着した、シームレスな構造を採用。2層目には、サポート性と耐久性が特に必要となる部分にのみ強度の高い素材を配置し、不要な部分はくりぬくことで、軽量化を実現しました。また、これらの2層をセパレートして配置したため、必要最低限のサポートと、広範囲な可動域を両立させています。

Nike+※対応

Nike+対応モデル。Nike+を使いワークアウトデータを蓄積、管理できます。
※Nike+とは、自分のワークアウトデータ(ペース、距離、消費カロリー)を簡単に蓄積、管理するシステムです。
Nike+を通じてつながる世界最大規模のランニングクラブ「nikerunning.com」では、データの管理に加え、世界中のランナーとのバーチャルレースに参加することや、トレーニングプログラムをチェックすることができます。

製品ラインナップ

<ランニングモデル>

ナイキ フリー ラン+ 2 / ウィメンズ ナイキ フリー ラン+ 2 ¥11,550(税込)

ナイキ フリーの最新モデル。前作よりも、中足部のサポート性を高めたため、安定性が向上しています。普段履きから本格的なラントレーニングまで対応してい ます。

<ランニングモデル>

ナイキ フリー 3.0 V2 / ウィメンズ ナイキ フリー 3.0 V2 ¥12,600(税込)

ナイキ フリーの中でも中上級者向けのフットウェア。アウトソールをさらに薄くし、屈曲溝も深く入れることで、より裸足に近い感覚でランニングを向上させました。
アッパーの縫合部分を最小限になるワンピース構造でできているため、ソックスのような、なめらかな履き心地が特徴。更にハダシ感覚を求める人の本格的なトレーニングシューズ。

<トレーニングモデル>

ナイキ フリー TR2 ¥10,500(税込)

ナイキ フリーのトレーニング用モデル。アッパーはメッシュをベースに、特にサポートが必要となる部分だけを人工皮革で覆っています。軽量なファイロン素材のソールには、裸足の動きを再現した屈曲溝を配置し、前後に加え、トレーニング時の横の動きにも対応します。 また、軽量化のため、グリップが必要な部分のみポッド状にアウトソールを配置しました。

<ウィメンズトレーニングモデル>

ウィメンズ ナイキ フリー TR フィット ¥9,450(税込)

ナイキ フリーのトレーニング用モデル。アッパーは、サポート性、屈曲性、通気性と快適感を高めるために新しくデザインされています。他方向への動きを前提に、アウトソールには縦横方向にユニークなパターンの屈曲溝がつけられており、運動時に、下半身の筋肉がより強化されることになり、ワークアウトの効果を更に高めます。

ウィメンズ ナイキ フリー XT エブリデイ フィット+ ¥11,550(税込)

ナイキ フリーのトレーニング用モデル。アウトソールには、ホットナイフテクノロジーによる深い屈曲溝が縦横にくわえて斜めにも刻まれ、ジムなどでの横の動きもあるトレーニングに対応しています。アッパーは、限りなく縫い目を少なくしたサンドウィッチ構造のメッシュ素材を使用し、軽量性、サポート性、柔軟性を高めました。

ウィメンズ ナイキ フリー XT フレキシブル フィット+ ¥11,550(税込)

ナイキ フリーのトレーニング用モデル。アウトソールには、縦横にくわえて斜めの屈曲溝が刻まれ、様々な動きに対応します。アッパーにはメッシュと人工皮革を戦略的に配置し、通気性とサポート性を高めています。エントリーユーザーでも、トレーニングを楽しむことができます。

<ヤングアスリートモデル>

ナイキ フリー ラン 2.0 PS ¥5,775(税込)
ナイキ フリー ラン 2.0 TD ¥4,725(税込)

ナイキ フリーのキッズモデル。成長段階の子供の足の動きに合わせた屈曲溝により、自然な足の動きを可能にしました。歩き始めの子供でも、スムーズな 重心移動が可能。アッパーには通気性に優れたメッシュを使用し、通気性を高めています。

ナイキ フリー ラン+ 2 iD

NIKEiDモデル、「ナイキ フリー ラン+ 2 iD」を2011年3月30日(水)より販売します。
NIKEiD限定のカラフルなミッドソールを選ぶことや、ナイキ フリー ラン+ 2 iDのアッパーにナイキ フリー 3.0のミッドソールを組み合わせるなど、NIKEiDならではのカスタマイズをすることができます。4月13日には「ナイキ フリー TR2 iD」も登場予定です。

NIKEiDとは、お気に入りのシューズやバッグをNIKEiDウェブサイト(NIKEiD.jp)上で、自由にデザイン、カスタムメイドのプロダクトを作ることができるサービスです。現在約163種類のシューズ、アパレル、バッグが対応しています。これにより、ランナーは革新的なテクノロジーを体験しながらも、世界に一つのオリジナルのデザインで、よりファッショナブルなランニングライフスタイルを楽しむことができます。

※オーダー後、4週間以内にお手元に届きます。
※生産上の都合により納期が遅れる場合は、ご登録のメールアドレスへご連絡いたします。

参考資料

ナイキフリーの基本コンセプト/機能

裸足でのトレーニングは、怪我のリスクの軽減や運動能力向上の為に、世界中のコーチやアスリートたちに取り入れられてきました。しかし1 年中屋外で裸足トレーニングを行える環境にあるアスリートはそう多くありません。そのため、ナイキは、裸足トレーニング同様の環境を実現するシューズを作れば、同様の効果が期待できるのではという仮説から商品を開発し、2004年より発売を開始しました。
「ナイキ フリー」は、裸足同様の足の動きを実現することで、普段使用されていない筋肉を刺激。人が本来持っていながら眠らせている機能を目覚めさせ、足そのものを鍛える、というコンセプトのもとに生まれたシューズ。「ナイキ フリー」のポイントは、ソールの縦横に深く刻まれた多数の溝=フレックスグルーブ。この溝とフィット感が高く軽量なアッパーが、裸足同様の自然な足の動きを促します。特に、着地から蹴り出しの時に、地面をしっかり捉え、屈曲する足指の動きが可能になることで、(足指からつながっている)足底~アキレス腱の筋肉が刺激・使用されます。

科学的に裏づけされたナイキ フリーがもたらす、裸足力

ドイツスポーツ大学(ドイツ・ケルン)の生物力学・整形外科研究所によるリサーチで、「ナイキ フリー」を着用しトレーニングを行った場合、足の筋肉、柔軟性、バランス力の向上に効果的であることが分かりました。実験は、健康で活動的な100 人の対象者に、6ヶ月間週4回、20分から30分間「ナイキ フリー」を着用してウォームアップを行ってもらい、筋力、筋肉断面の成長、足首の可動域、そしてバランス機能の向上を調査しました。「ナイキ フリー」を着用した場合、下肢と足の筋肉の向上に有効な負荷がかかります。研究では、「ナイキ フリー」が持つユニークな構造が、裸足トレーニングと同様の効果を生むと推測して実験を行い、この構造が生物学的に有効で、足筋への刺激を誘導するものであると結論付けました。

研究結果

  • 足と足首の強さが10~20パーセント向上(統計学的に有意)
  • 筋肉断面の成長
  • 足と足首の稼動域が5~10パーセント向上(統計学的に有意)
  • 神経筋バランスが20~22パーセント改善(統計学的に有意)

通常のフットウェアを着用した対象群には、変化は見られませんでした。

参考文献 ※研究結果は第3者により発表

ケルンスポーツ大学 生態力学・整形外科研究所 W. Potthast, A. Niehoff, B.Braunstein, J.Goldmann, K.Heinrich and G. P. Bruggemann
「つま先の屈曲筋の形状と機能の変化はトレーニングフットウェアに関係する」(Changes in Morphology and Function of Toe Flexor Muscles Are Related to Training Footwear)2005年8月

ケルンスポーツ大学 生態力学・整形外科研究所 W. Potthast, B.Braunstein, A. Niehoff and G. P. Bruggemann
「トレーニングフットウェアの選択が、足とすねの筋肉の形状と機能の変化に影響を与える」(The Choice of Training Footwear Has an Effect on Changes in Morphology and Function of Foot and Shank Muscles)2005年8月