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2015年7月17日

アナトミー・オブ・エア:体の内部を見つめるアーティスト

独自の解釈に基づく人体の表現で有名なイラストレイター、アンディ・ヴァン・ディンと
ケイティ・スコットが、ナイキ エア マックス 95 の20周年を記念する制作に関わりました。

この20年間にわたって、ナイキ エア マックス 95はポップカルチャーに浸透してきました。意外性を持った構造と、それが生み出す美しさがファッションや音楽に関わる人々から大きな人気を得ています。しかし、そのインスピレーションのストーリーもブログの世界だけで語られるような存在になりつつありました。90年代半ばに発売されたエア マックスモデルのファンであれば、主な情報はスラスラと話せることが多いことでしょうが、それ以上となるとスニーカーの生い立ちは比較的知られていません。

Nike Air Max 95OG

エア マックス95の誕生から20周年を記念して、人体をベースにした作品で知られる二人のアーティストが、このアイコニックなシルエットと、新しく発表されたアップデ―ト版を、あたかもそれらが血液の流れる肉体であるかのように表現するイラストの制作を依頼されました。その結果生まれた作品は、シューズのインスピレーションとなった物語を視覚的に表現しています。

NIKE AIR MAX 95 OG AND ULTRA JACQUARD
ILLUSTRATED BY ANDY VAN DINH

NIKE AIR MAX 95 OG AND ULTRA
ILLUSTRATED BY KATIE SCOTT

比較的最近エア マックス 95 OGとウルトラ ジャカードを描いたアンディ・ヴァン・ディンと、エア マックス95ウルトラを描いたケイティ・スコットが、今回のプロジェクト、自らのスニ―カ―に対する感情や、彼らが感じる人体への魅力を語りました。

アートが自分の進むべき道だと思ったのはいつですか?

Andy Van Dinh: 私はずっと絵を書いたり物を作るのが好きでしたが、それがちゃんとした仕事になるとは思っていませんでした。そこで、大学の最初の2年は生物学と数学を学んでいました。医者になろうと思っていたのですが、嫌でした。人生の中のその2年間、勉強に費やしてしまいましたが、気持ちも乗らなかったので最低限のことだけをやっており、アートの製作も中断していました。幸運なことに、選択科目として絵画のクラスを選び、その最初の授業の後に自分の選考を変えると決めました。そこから真剣にアートに取り組み始め、ずっと一生やっていきたいと気付きました。

Katie Scott: 子供の頃には絵を書かされていたのですが、幸運なことに絵を書きたいという思いは大人になっても無くなりませんでした。16歳の頃、イラストが仕事になりうると気付きました。学校で勉強できるのはアートやグラフィックデザインで、その両方とも好きでしたが、自分にピンとくるものではありませんでした。イラストレーションの世界を知った時に、これだ、これが私の進みたい道だとやっと思いました。

あなたのイラストでは人間の体が取り上げられることが多いのですが、その主題に惹かれる理由は?

Andy Van Dinh: 一つの臓器を孤立させることで、その小さな物を使って大きなアイディアを表現することができます。各臓器に体全体、人間性、または特定の物語を言及させるのです。内側にある物を使って、外側の物を分割・分析する方法でもあります。皮肉ですが、私はそれらの臓器を擬人化し、内側を外側のように描いたり、あるいはその反対にしたりして、その中にある何か深い物を見つけられるように促しています。それらも全体、つまり人間の一部なのです。

Katie Scott: 私は人体の細かい仕組み、左右対称性や構造が好きです。また、解剖学の歴史や、人類が体を知ろうとした歴史の紆余曲折にも関心を持っています。特に人体には胆汁と水が詰まっていて、お腹の中に内臓が自由に浮かんでいるという古い想像に基づいた説にも魅力を感じます。私の人体に関する作品の多くはそのような昔の科学の想像的な視点に基づくものです。

何から一番 インスピレーションを受けていますか?

Andy Van Dinh: いつも半分眠っているような時に、妄想や辻褄の合わない考えの中からアイディアが浮かびます。それを自分で理解できるようになるまで、曖昧なアイディアをなんとか形にしようとします。インスピレーションの多くは、実はものづくりをしている過程の中から生まれます。手を動かしながら考えて、それぞれの要素が互いにどんな風に交わり合うのか理解していこうとしています。

Katie Scott: エルンスト・ヘッケル、コルネリス・デ・ウィット、アルベルトゥス・セバなどのアーティストの作品に刺激を受けます。彼らそれぞれとても異なった美しい方法で自然を捉えています。それ以外には、植物にとても惹かれます。植物の世界には感動がつきません。

今回のプロジェクトのあなたへの依頼は、エア マックス95を血液の流れる肉体を持つ物として解釈して欲しいということでしたが、最初にどんなことを考えましたか?

Andy Van Dinh: 出来上がった物を見る人に、シューズを構成している素材の重なりと、それが言及している体の部分について理解して欲しいと思いました。また同時に、セルジオ・ロザーノがシューズの立体感や形で、人体を切り開いたものを表現しようとしたのだということも表現したいと思いました。全体として私はこのシューズを、一つ一つの素材が層をなして重なり合い、それぞれがその下にある物を垣間見せている様子から、体のパーツがつながりあったコラージュであるかのように考えました。何よりも最初に考えたのは、私は他の人の作品に新しい解釈を与える以上、オリジナルのデザイナーをがっかりさせるものにしたくないということです。

Katie Scott: まるで自分で自分のために書いたのではないかと感じるような指示を受けて、とても嬉しく思いました。わたしが興味を持っているタイプのプロジェクトであり、主題そのものです。シューズのデザインについて学ぶこともとても楽しかったです。

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Andy Van Dinh

カナダのアルバータ州カルガリー出身のアーティスト、アンディー・ヴァン・ディンは、2012年にカルガリー大学を卒業し美術の学士号を修得しました。主に線画や絵画に力を入れているヴァン・ディンは、人体に注目した作品や、作品に深い意味合いを染み込ませる稀有な能力によって知られています。2015年8月、ヴァン・ディンは美術の修士号取得を目指してニューヨークのハンターカレッジに入学します。

Katie Scott

2011年にブライトン大学を卒業後、ロンドン出身のケイティ・スコットの手書きの繊細な線の作品やデジタルの水彩画は、様々なポスター、ラベル、新聞や壁紙を彩ってきました。彼女の自然の世界への深い関心から生まれた初めての本、“Animalium”は2014年、サンデータイムズ誌のChildren’s Book of The Yearを受賞しました。

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