エリウド・キプチョゲの協力を得て、ナイキ独自の3Dプリントを
活用したランニングシューズのアッパーを開発
2018. 04. 18

2017年9月、ベルリンの世界屈指の高速マラソンコースを走ったエリウド・キプチョゲは、大雨と湿度99%という環境に負けることなく、42.195キロを誰よりも早く走り抜けました。素晴らしい快挙ですが、彼が目指していた世界記録には届きませんでした。

ナイキのデザイナーが、荒天によるパフォーマンスへの影響をキプチョゲに聞いたところ、シューズ(ナイキのマラソン2時間切り、Breaking 2の挑戦で彼が着用したことで有名になったナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート)が水を吸い、問題になることがわかりました。水分が蒸発しないため、シューズが重くなっていたのです。これは明らかに、デザイナーにもキプチョゲにとっても、この先のレースで起こってほしくないことでした。

それ以外では、キプチョゲはこのシューズを「完璧・・・本当に完璧」と称しています。またナイキ ヴェイパーフライ エリートとナイキ ヴェイパーフライ 4%は2017年のマラソンレースの表彰台を席巻したシューズになったことから、デザイナー達はソール部分はそのまま維持しながら、新しいアッパーを開発し、問題を解決することにフォーカスしました。そこで、実験を行なっていた機能的な3Dプリントを活用したアッパーの採用を考えました。そしてナイキ フライプリントと名付けられたその新たなアッパーをキプチョゲに見せました。

キプチョゲのニーズに的を絞った問題解決への取り組みは、2018年のはじめから本格的に始まりました。まず、デザイナー達はいくつかの試作品を矢継ぎ早に作りました。(何千ものアッパーデザインの可能性を検討した後に、いくつかの試作品を「プリント」し、その結果、“D”バージョンを試用することにしました。)このシューズで初めて走ってみたキプチョゲの反応は以下のようなものでした。

① すごく良く調整は不要
② 3Dのトップ部分
③ とてもいいけど、編目をもっと詰めるべき
④ ソールの裏側も、とてもいい
⑤ ソールは変更不要
⑥ 前足部を保護するために硬い素材を追加するべき
⑦ 柔らかいトラクションがとてもいい。衝撃も完璧に吸収してくれる。
⑧ メモ:もし改良が時間通りに行われるのであれば、4月に使いたい。いつ改良版ができるのか教えて欲しい。

デザイナー達は数時間のうちに修正を行い、次の段階のサンプルである“E”バージョンがケニアに届いたのはわずか9日後のことでした。(その間のほとんどの時間は輸送のために使われたものでした。)それから、キプチョゲはテストを続け、間も無く次の “F”バージョンで、これならロンドンで走ることができると、納得のいくものができました。

細かいトレーニングや試し履きの記録を残したキプチョゲは、デザイナー達にシューズの中を空気が通り抜ける感覚が好きだから、雨の日も晴れの日もこのシューズで走りたいと伝えました。

新しいアッパーは、キプチョゲがモンツァとベルリンで着用したものよりも11g軽くなっています。ニット加工、または織物加工されているアッパー素材は、交差している繊維同士に摩擦が起こるため、引っ張り強度が高まると同時に、足を適切な位置で安定させることができるようになります。

ロンドンでキプチョゲが着用するシューズのアッパーでは、異なる色が層を成しています。色の遷移はキプチョゲのスピードや、彼のケニアの練習環境(クレーのトラック、緑の草木と、カブト虫の外殻のような虹色)を表現したものです。デザイナー達がこのカラーから生まれるユニークな見た目を言葉に捉えることができなかったため、このシューズのカラーには名前がありません。

キプチョゲはナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート フライプリントを着用して、次のマラソンである4月22日のロンドンに挑みます。同じ週末ロンドンで、限定生産のこのシューズがナイキアプリを通じて販売されます。日本での発売はありません。

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