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2009年1月吉日

THE AIR JORDAN 2009
ジョーダンブランドがAIR JORDAN XX3を超えるブランドの未来像を発表

2008年1月にAIR JORDAN XX3を発表して以来、スニーカーの世界では「AIR JORDAN XX4はあるのか?」という、バスケットボールシューズにまつわる過去最大の問題が議論されてきました。しかし、この件に関して、これまでナイキの一部門であり、世界的に有名なシリーズを作り出してきたジョーダンブランド(※1) は、コメントを出すこともなく議論を煽ってきました。

ニューヨークシティで行われたプレスイベントでは、マイケル・ジョーダン本人がTHE AIR JORDAN 2009を発表しました。洗練されたデザインは世界で最もリスペクトされているジョーダンブランドのバスケットボールシューズの流れに沿うものである一方、AIR JORDAN ⅠからXX3とは異なる新しいネーミング方法を採用し、マイケル・ジョーダン氏の特別な存在感を保っています。

マイケル・ジョーダン氏は、「AIR JORDANの23年間、可能性の限界を突き抜けるスポーツシューズを作ることで、私たちは自分たちと業界の壁に挑戦してきました。」と語りました。同時に「THE AIR JORDAN 2009はブランドの新しい一章の始まりであり、私たちに何ができるかという、これからの23年間の道標となるべくものです。」と話しています。

マイケル・ジョーダン氏は、ジョーダンブランドのシニアフットウエアデザイナー、ジェイソン・メイデンと協力し、THE AIR JORDAN 2009の製作に取り組みました。シューズには最新のパフォーマンス技術や革新的なデザインを盛り込む一方で、その開発と製造には環境にやさしいシューズ作りを目指すナイキ・コンシダードデザインの理念を盛り込んでいます。最高レベルのバスケットボールのパフォーマンスとスタイルを盛り込んだTHE AIR JORDAN 2009は、これまでのAIR JORDANシリーズの流れを踏襲しつつ、そのデザインからは明らかに先見的なアプローチが伺えます。

ジェイソン・メイデンは、「THE AIR JORDAN 2009をデザインするにあたり、これまでのシリーズの流れから消費者が期待するであろうものを上回る、時代の先を行くものにしたいと考えました。現代最高レベルのパフォーマンスシューズを提供すると同時に、その未来的な技術やデザインの要素がジョーダンブランドの革新性とスタイル性を高めていくことになるでしょう。」と話しました。

THE AIR JORDAN 2009には、アーティキュレイテッド・プロパルジョン・テクノロジー(APT)と呼ばれる、新しく革新的なテクノロジーを採用しています。このシューズに採用した技術の発想の元は、チームジョーダン(※2) の陸上アスリートであり、100/200/400m 障害者世界記録保持者のエイプリル・ホームズ選手などが着用したカーボンファイバー製のランニング用の義足の技術でした。結果として、この技術が、未来的なデザインの誕生にも繋がっています。THE AIR JORDAN 2009のAPTは、2008年に開催された、障害者スポーツの世界最高峰の競技大会で、ホームズ選手が100m走で金メダルを取ったときに着用していた義足と、ほぼ同じ形状になっており、コート上でアスリートが爆発的に強い推進力を発揮させる技術です。

THE AIR JORDAN 2009には、機能的技術に加えて、サテンのプリーツや、ドレスシューズのように磨き上げることも可能なレザーを、AIR JORDANとして初めて採用しています。ダイアモンドの形をしたホログラムは、これがAIR JORDANシリーズの流れを汲む本物であることを示しています。その他、特に目を引く要素はミッドソールのTPU製シャシーです。特別な射出プロセスを採用したシャシーは、吹きガラスからインスピレーションを得ており、一足毎に異なる模様となるので、それぞれのシューズがたった一つの限定版のような存在になります。

ジョーダンブランド社長のキース・ホールマードは、「昨年はAIR JORDANシリーズ23周年という、ジョーダンブランドにとって大切な一年でした。」と語りました。「THE AIR JORDAN 2009はこれからの23年の皮切りとなる商品で、私たちはこのシリーズおよびブランドの将来に胸を躍らせています。」ともコメントしました。

マイケル・ジョーダン氏にとって、初シーズンとなった1985年に発売されたAIR JORDANは高い評価を受けました。当初ユニフォームに関する規則に反するとしてリーグから着用を禁止されたものの、このシューズは発売間もなく、バスケットボールシューズのベストセラーとなり、傑作と評されました。23年を経て、AIR JORDANコレクションはフットウエアデザインの限界を破り続け、世界でも最も評価されるシリーズの一つとなりました。AIR JORDANは、ジャンプマンロゴ、バスケットボールシューズに先進的な技術を取り入れることと先見性で高く認知されており、その特性はシリーズの将来ともなるTHE AIR JORDAN 2009にも反映されています。

日本では、2009年3月14日(土)、税込み24,150円で発売となります。

※1 ジョーダンブランドについて

ナイキの一部門であるジョーダンブランドは、マイケル・ジョーダンの功績、ビジョンをインスピレーションに、マイケル・ジョーダンが直接開発に関わったフットウエア、アパレル、そしてアクセサリーのプレミアムブランドです。1997年に設立されたジョーダンブランドは、現在ではパフォーマンスおよびライフスタイルの両面を網羅するプロダクトコレクションを展開しています。ジョーダンブランドは、売り上げの一部をジョーダン・ファンダメンタルズ(教師向けに教育資金を提供する基金)へ寄付を通じた社会的貢献活動も積極的に行っています。

※2 チーム ジョーダンについて

チームジョーダンは、マイケル・ジョーダンのバスケットボール選手としてのキャリアを象徴する理念「専心・卓越性・イノベーション・達成」を具現化しています。マイケル・ジョーダン本人に抜擢され、ジョーダン ブランドのメンバーになったエリート・アスリートたちは、一人一人が優秀なスポーツ選手であるとともに、社会の一員としても活躍しています。そしてチーム ジョーダン全体としてスポーツマンシップで形成された、誇り、自信、アスレチシズムの美しさを象徴しています。彼らはどのアスリートよりもレベルが高く、プレッシャーの下にあっても過去の遺産の偉大さと優雅さを伝えています。さらにチーム ジョーダンのメンバーは、何よりも自立、自尊心、自信、そして人間の意志や決意はいかなる困難も克服できることを示しています。