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2014年3月12日

ナイキ、セント・ジョージズ・パークにて日本人2名が出場する
NIKE CHANCEグローバルショーケースの勝者を発表
勝者5名のナイキアカデミー参加が決定

NIKE CHANCEの最後のショーケースイベントが今週末終わりを迎える中、才能ある43名のプレイヤーの中から5 名がナイキアカデミー参加を決めました。コーチやトレーナーの注目を集めたワイラン・ルーイ(南アフリカ)、ジョエル・ドロメル(オランダ)、ディラン・バーンズ(ニュージーランド)、エイデン・オースチン(イングランド)、ブルーノ・コバス(ブラジル)の5名がナイキアカデミーへの参加を決め、クラブのコーチや一流スカウトが見守る中、プロ契約を目指してトレーニングをすることになります。

NIKE CHANCEは、世界中の若いフットボーラーたちが一流のコーチやフットボールの指導者たちの前で自分たちのテクニックを見せる機会を与えられる、他に例を見ない世界的才能発掘プログラムです。

33か国で行われた地域予選を勝ち進んだ43名のプレイヤーは、NIKE CHANCEグローバルショーケースに参加し、イングランドフットボール連盟のナショナルフットボールセンターであるセント・ジョージズ・パークでナイキアカデミー参加を目指して競い合いました。

ナイキアカデミーヘッドコーチのジミー・ギリガンは次のように述べています。
「プレイヤーたちは大変良く頑張りました。今週末にも私たちは何人か優れた才能を発見し、彼らはこれからナイキアカデミーでさらに実力を伸ばすことでしょう。このうち何人かは必ずプロ契約を得ることになると確信しています。」

週末のショーケースイベントでは、若いプレイヤーたちはナイキアカデミースタッフや、ブラジルのユースコーチであるエドゥワルド・オリヴェイラ、イングランド・シニアメンズスカウトのジョン・マーシャルらのもと、メディカルチェック、少人数制ゲーム、ポジション別指導や、ナイキアカデミープレイヤーとの11人制のゲームなどを通じ、3日間の厳しい評価を受けました。

マンチェスター・ユナイテッドとイングランドのミッドフィールダーであるトム・クレバリーは、次のように述べています。
「海外から来たプレイヤーがたった3日のうちにすべてのコーチ陣から高評価を得るのは簡単ではありません。しかし、コーチによると、プレイヤーがこのチャレンジにしっかりと応え、コーチたちの決断を大変難しいものにしたと聞きました。」

クリスチャン・ベンテケ(アストンヴィラとベルギーのストライカー)もヤングプレイヤーを訪問し、プロのプレイヤーになるまでのプロセスについて、彼らからの質問に応えました。

NIKE CHANCEグローバルショーケースの勝者
(左から2番目より順に、ブルーノ・コバス、エイデン・オースチン、
ワイラン・ルーイ、ジョエル・ドロメル、ディラン・バーンズ)
※1番左はトム・クレバリー(マンチェスター・ユナイテッド)

NIKE CHANCEグローバルショーケースの様子

NIKE CHANCEについて

NIKE CHANCEは、世界中の若いフットボーラーたちがエリートコーチや指導者たちの前で、自分たちのスキルやゲームでの実力を見せる機会を与えるユニークな才能発掘プログラムです。NIKE CHANCEは、ナイキフットボールのソーシャルメディア、地元コーチ、クラブからの口コミ、プロスカウトネットワークやナイキのフットボールイベントを通して推薦された、ゴールキーパーを含むすべてのポジションのプレイヤーの発掘を目指しています。プレイヤーは、技術的能力や意志の強さなどあらゆる基準から選出され、地域予選に招待されます。地域予選ではコーチやプロプレイヤーたちがスピード、テクニック、ピッチ上での知性やナイキのトレーニングやコンディショニングプログラムによる基準をもとに評価されます。

日本人プレイヤーの戦い

ジャパンセレクションを勝ち抜いた2人のプレイヤーは、初めて海外セレクションに参加し貴重な体験をしました。センターバックを本職とする楠本卓海選手は当たり負けしない対人の強さ、落ち着いた足さばき、的確なフィード、そしてピッチ上の誰よりも大きな声でのコーチングで、存在感を発揮。首脳陣からも早い段階から高評価を受けていました。しかし、「相手と競り合う場面が少なくて、激しく行けなかった」と本人が語るように、持ち味である強烈なタックルやチャージでボールを奪うようなシーンはあまり見られませんでした。「NIKE CHANCE」の責任者、ジミー・ギリガンも落選の理由の一つとして「守備でのアグレッシブさが足りなかった」とコメントしています。

センターフォワードの瀧本高志選手は絶妙なポジショニングと正確なワンタッチパスで味方を生かすプレーが際立ちました。3日目の11対11では左サイドのプレイヤーとのワンツーからゴールも記録。この得点をきっかけに声も出始め、守備時には果敢にチェイスを仕掛けて、攻守にインパクトを残しました。しかし、シュートに持ち込むシーンが少なく、加えて得意のドリブル突破を図る場面も生み出せず、全体的に積極性をやや欠きました。
ジミー・ギリガンは、「ボールを受けた後のプレーはいい。だが、もっとボールを呼び込む必要がある」とアドバイスを送っています。

楠本卓海選手のコメント

「外国人プレイヤーとのプレーは楽しかったです。出だしはファーストタッチやパスでミスがあって最悪でしたけど、徐々に慣れてきました。周りがどういうプレーをするのかが分かってきて、彼らとプレーしていく自信も得られました。できればこの3日間だけじゃなくてこの先もこういう環境でやっていきたいです。今後の目標はまず進学先である東京国際大学でトップチームに入ること。もっと英語を勉強していずれは海外でプレーしたいと思っています」

瀧本高志選手コメント

「結果を出せず悔しかったです。3日目の11対11でマッチアップした8番(ブルーノ・コバス選手)は合格するだけあってすごいプレイヤーでしたし、完敗でした。ただ、海外に来たのは初めてで最初は見た目にビビってましたけど、プレーしてみたら自分でもある程度やれることが分かりました。
ここは環境的にすごく恵まれていましたし、本当にいい経験になったと思います。これからの目標は履正社高校の一員として全国優勝すること。
将来はマンチェスター・ユナイテッドのようなビッグクラブでプレーしたいです」