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2010.02.01
NIKEの伝説 ビル・バウワーマン

ビル・バウワーマンという名を、耳にしたことがあるだろうか。

今回は、彼がいなければ、NIKEも存在していなかったと言われる男のストーリー。バウワーマンは、NIKE の生みの親であると同時に、尊敬されるコーチであり、シューズづくりのイノベーターである。そして最も重要なのは、彼自身が真のランナーでもあったことだ。

ランナーからカリスマコーチへ

1929年に入学したオレゴン大学で優秀なフットボール選手として活躍していたビル・バウワーマンは、ビル・ヘイワードという陸上競技のコーチに出会う。それが、一人のランナーが生まれるきっかけとなった。
それから20年も経たないうちに、オレゴン大学で陸上のヘッドコーチに就任した彼は、チームを4回のNCAAチャンピオンシップと数え切れないほどの個人タイトルの獲得に導き、スター選手の指導をするカリスマコーチになっていた。

NIKEシューズの産声

「教え子たちに、ライバルより速く走れるシューズを。」きっかけは、そんなシンプルな情熱だった。彼は、早くも1954年に自らシューズデザインのアイデアを大手スポーツシューズメーカー売り込み、ついには技術を学んで自分自身の手でランニングシューズをつくり始めたのだ。教え子である現役のトップランナーたちに履かせテストを繰り返し、試行錯誤を経て生み出されたバウワーマンの手づくりシューズは、やがて選手達を次々とタイトル獲得へ導き、注目を集めることとなった。
1964年、バウワーマンと元教え子のランナー、フィル・ナイトは、ブルーリボンスポーツという会社を立ち上げた。この会社が後のNIKEとなる。彼は、1999年に引退するまで、ワッフルソウルをはじめとする数々の革新的なテクノロジーを次々に開発し、ランニングシューズの新しいスタンダードをつくりつづけた。

バウワーマンは、優れたパフォーマンスを実現するシューズを生んだことで、ランニングというスポーツを、そしてそれを履く人々の走り方をも一変させたのだ。

次回は、彼の理念に基づいて今も進化しつづけるシューズ、バウワーマン・シリーズに迫る。


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