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安田美沙子 「TRAINING FOR SHONAN」レポート vol.4

2011年1月23 日の湘南マラソンで、自身初の4時間切りに挑戦する安田美沙子さん。いよいよ本番まで2週間を切り、最終調整に入った1月中旬の練習会の様子をレポートします。

本番に向けてのコンディションづくり
レースまで2週間を切ったこの時期にハードなトレーニングをしても、本番でパフォーマンスが上がることはありません。
それよりも、適度にカラダを動かすことによって、本番に向けてのコンディションを整えることが大切。
この日のトレーニングでは、レース本番にベストのパフォーマンスが出せるように、最終調整を行いました。


カラダを動かしながら疲労を回復させるウィンドスプリント
ウィンドスプリントとは、全力疾走の70〜80%のチカラで100mを走るトレーニング。「このトレーニングには、筋肉に適度な刺激を与えることで回復を促す、というねらいがあります。
また、この時期疲労で小さくなりがちなフォームを、ダイナミックでバランスのいいフォームに戻すという効果もあります。」

ナイキランニングアドバイザーのMIDORIさん指導の下、3本のウィンドスプリントで汗を流した安田さん。
「これまでになかった短距離のトレーニングだったので、いつもよりカラダを大きく動かすことができたし、気分転換にもなりましたね。」
この日は、ウィンドスプリントとカラダに負担のかからない程度のジョグ、といった軽めのメニューでコンディションを整えることに専念しました。



カラダを休ませることもトレーニングの一部
練習を終えた安田さんに、レースが直前に迫った今の心境をうかがいました。
「“焦り”とまでは言わないんですが、“もうちょっと走っておきたいな”という気持ちは確かにあります。でも、年末年始に長距離を走って、けっこうカラダに負荷をかけたので、本番前の今の時期はちょっと休ませてあげたり、気分転換することも必要かなと思っています。」
ゆっくりカラダを休めて、風邪などを引かないように、しっかりとした体調管理をして本番に臨むことも、パフォーマンスを上げるためには大切なことです。



本番では落ち着いてメンタルコントロールを
レース本番では、スタートからゴールまでの間に起こるであろう、ココロとカラダの変化に、冷静に対応していくことが大切だというMIDORIさん。「特にスタート直後は焦ってしまったり、周りにランナーが多かったりして、ペースが乱れがちです。Nike+などでペースを見ながら冷静に対応しましょう。」

それに対し、フルマラソン経験者である安田さんは、
「人それぞれではあると思うけど、“ゴールまであと何キロ”と考えてしまうとしんどいです。私の場合、疲れてきたら音楽を聴いたり、景色を見ながら走るようにしてます。特に今回の湘南ははじめてのコースなので、海沿いの風景を楽しみながらリラックスして走れたらいいなと思います。」
しっかりとしたトレーニングができていても、レース中“ダメだ”と思うと、うまくカラダが動かなくなるもの。メンタルを上手く盛り上げながら走ることも、ポイントのひとつだそうです。

30〜35キロあたりが疲労のピーク
MIDORIさんいわく、多くのランナーがレース終盤、特に30〜35キロあたりで体力的にも精神的にも疲労がピークに達するとのこと。「終盤苦しくなったときこそフォームを安定させて、なるべくカラダに負担のかからないようにしましょう。また、レース中の栄養補給も忘れずに。それだけで終盤の疲れ方に違いが出るはずです。」



「苦しくなったときには、これまで積み重ねてきたトレーニングを思い出すようにしています。」という安田さん。
「自分と仲間を信じて、あくまでもポジティブに楽しみながら、目標の4時間切りに向けてがんばります!」

また、参加者全員に配られるNIKEオリジナルTシャツの背中には、ランナーを後押しする様々なコトバが書かれています。苦しくなったときには、他のランナーの存在や、彼らの背中に書かれたコトバを励みにしながら走るのもいいかもしれません。


レースまであと1週間。
適度にカラダを動かすことでコンディションを整え、しっかりとした体調管理をして
万全な状態で本番をむかえられるようにしましょう。
当日は安田さんも湘南会場で走ります!
では、湘南のみなさん、Nike+で参加する皆さん、当日がんばりましょう!