2008年3月吉日
ナイキは、欧州チャンピオンの座を賭けた熱い戦いを前に、ナイキがサポートする欧州8カ国(オランダ、ポルトガル、クロアチア、ロシア、トルコ、ベルギー、セルビア、スロベニア)のナショナルチームのホームユニフォームを一新します。新ホームユニフォームは、アスリート達のベストパフォーマンスをサポートする最新テクノロジーを搭載しているのはもちろん、プレイヤーが常に誇りを持って試合に挑めるよう、チームの歴史や国の伝統からインスピレーションを得たデザインに仕上がっています。
■Nike-FIT DRI
プレイヤーが汗を気にせず、快適にパフォーマンスを発揮できるよう、すべてのユニフォームにNike-FIT DRI素材を採用しています。Nike-FIT DRIは、アスリートの汗を素早く表面に吸い上げ、乾燥を促す機能を備えています。また、立体的な構造で適度な通気性を保つと同時に、素材が肌にまとわりつくのを防ぎます。また、今回の新ユニフォームは、素材自体の軽量化を図り、アスリートの更なるパフォーマンス向上を目指しました。
■体にフィットするシルエット
新ユニフォームのデザインは、試合中に相手プレイヤーに引っ張られにくくするため、体にしっかりとフィットするダイナミックフィット構造を採用しています。
■背中に配置されたメッシュ
発汗量の多い背中部分には、人間工学に基づいたシームレスのメッシュパーツを戦略的に配置。編み目を変えることでメッシュの大きさを変え、効果的にクーリング作用をサポートします。
※ベルギー、セルビア、スロベニアのゲームシャツは日本未展開です。
オランダ
オランダは、伝統的なオレンジ色のユニフォームを纏い、今年6月に開催される欧州チャンピオンを決める大会に挑みます。新デザインの白いVネックの襟の片側には、オランダ国旗と同じ3色がストライプになってデザインされています。また左胸には、オランダフットボールフェデレーションの紋章があしらわれ、五角形の宝石のついた冠の下に、力強くライオンがデザインされています。首の後ろには、「Nederland」の文字、内側にはオランダ国歌の一説が記されています。ユニフォームに使われている数字の文字の字体は、デルフト(オランダの都市名)で見られる13世紀の建築物や芸術品からインスピレーションを得ています。ホームショーツは白地で、片方の後ろ足部分には、オランダ国旗の3色がストライプになってデザインされています。また、ソックスにはオランダ王家の象徴の色であるナッソーブルーが使われています。
ポルトガル
ポルトガルの新ホームユニフォームには、大胆で鮮やかなスポーツレッドを使用し、ポルトガル国旗にも使われているグリーンを、両サイドのアクセントとして取り入れています。また、リスボンの壮大かつ精巧な駅の建築からインスピレーションを得た、モダンなデザインのVネックの襟にもグリーンがあしらわれています。ポルトガルフェデレーションの紋章は左胸に誇らしくデザインされ、首の後側には、14世紀に世界中を航海したポルトガルの冒険家、バスコ・ダ・ガマも船の帆に描いたカトリックの十字架がデザインされています。ユニフォームに使われているユニークな数字の字体は、リスボン駅や国中の教会で見られる曲線的なデザインからインスピレーションを得ています。
クロアチア
今夏、クロアチアチームが身に纏う新ホームユニフォームは、国章の赤と白のチェックが更に目立つデザインに仕上がっています。クロアチアフットボールフェデレーションの紋章が左胸にデザインされ、首の後ろには、「Croatia」の文字、内側には、プレターと呼ばれるクロアチアの伝統的な模様が刻まれています。ユニフォームに使われている数字の字体は、クラシックなフットボールデザインを現代的にアレンジしたものです。ホームショーツは白地で、後部の裾に赤と白のチェックがあしらわれ、ブルーのソックスの中央部にも同様にチェックがデザインされています。
ロシア
ロシアの新ホームユニフォームは、白地にリーガルブルーの現代的なVネック、袖口には金色のトリムが施されたデザインに仕上がっています。前身頃にはチェストバンドのようにロシア国旗の3色(赤、白、リーガルブルー)が配色され、細い金色のパイピングと共にデザインされています。左胸には、金糸で織られたロシアフットボールフェデレーションの紋章が配置されています。首の後ろには、「Russia」の文字、そして内側には壮大なロシアの地下鉄の建築物を彷彿させる金色のビーズ模様がデザインされています。ユニフォームに使われている数字の字体は、キリル文字とソビエト時代に政府が製作したポスターからインスピレーションを得ています。ホームショーツは白地に赤とリーガルブルーのアクセントが後ろ身頃に斜めにデザインされています。ソックスも同様に白地で、上端部分には赤とブルーの細いラインが入れられています。
トルコ
1923年、トルコチームは白地に赤のライン胸がデザインされたユニフォームで初の国際試合に挑みました。そして85年後の今年、新ユニフォームは配色を逆にし、過去の記憶と現代的な印象を表現しました。赤地で胸には白のライン、現代的で機能的な白の襟に加え、背中には首から袖の先まで白のパイピングが施されています。左胸には、トルコ国旗が掲げられ、首の後ろには「Turkey」の文字、内側にはトルコ国内のモスクやバザールに見られる細密なタイルデザインからインスピレーションを得た、伝統的なモザイク模様がデザインされています。ユニフォームに使われている数字や文字の字体は、トルコ特有の建築物やテキスタイルのデザインが持つ鋭角で強いラインを参考にしており、トルコを思わせる仕上がりとなっています。ホームショーツは赤一色、ソックスも赤地で上端に白の細いラインが入れられています。
ベルギー
ベルギーの新ホームユニフォームは伝統的なコメットレッドに、イエローゴールドの現代的で機能的な襟とストライプがユニフォームのサイドの中部から裾に走るデザインとなっています。ベルギーフットボールフェデレーションの紋章が左胸に飾られ、首の後ろには「Belgium」の文字、内側にはフェデレーションの紋章の一部があしらわれています。また、「レッドデビルズ(赤い悪魔)」と呼ばれるファンの情熱に敬意を表し、悪魔の持つ熊手1対が刻まれています。ホームショーツは黒、ソックスはイエローゴールド地に細いコメットレッドのストライプが脇を飾り、ベルギー国旗のような大胆な印象を与えます。
セルビア
新ユニフォームは、セルビアフットボールを更に盛り上げるスマートで魅力的な仕上がりとなっています。ユニフォームシャツは、国旗と同じ赤地にデザインされています。青の現代的で機能的な襟に加え、青色のストライプが両サイドにもデザインされています。セルビアフットボールフェデレーションの紋章が左胸を飾り、首の後ろには「Serbia」の文字、その少し下に国旗がデザインされています。首の内側には、セルビアの国章にも使われている伝統的に“力”を象徴する双頭ワシが刻まれています。ユニフォームに使われている数字や文字の字体は、クラシックフットボールで使われたデザインを現代的にアレンジしました。ホームショーツはブルー、ソックスは白地でサイドに赤のストライプがデザインされています。
スロベニア
人口は200万人余りでありながら、過去8年で2度も大きな大会に出場してきたスロベニア。2002年の世界最大のフットボールの祭典では、一度も負ける事無く最終大会出場を果たし、歴代の出場国の中でも2番目に小さな国となりました。スロベニアの新ホームユニフォームは、白地に緑の現代的で機能的な襟に、グリーンのストライプがユニフォームサイドの中部から裾にデザインされています。左胸には、スロベニアフットボールフェデレーションの紋章が飾られ、首の後ろには「Slovenia」の文字、そして首の内側にはフェデレーションの紋章の一部があしらわれています。ホームショーツは白、ソックスは白地で緑のストライプがサイドにデザインされ、ユニフォーム全体を強く安定した印象にまとめています。