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2010年6月10日

ナイキが世界最高レベルのコミュニティ フットボール
トレーニングセンターを南アフリカ・ソウェトにオープン

HIV/AIDSへの意識向上を目的とした教育プログラムも提供

南アフリカ、ヨハネスブルグ(2010年6月9日現地時間) –世界最大のフットボールカンパニーであるナイキは、フットボーラーのアレシャンドレ・パト選手ならびに元南アフリカ代表選手ショーン・バートレット氏を迎え、南アフリカのソウェトに完成した新しいフットボール トレーニングセンターの竣工を祝いました。同センターでは、年間20,000人の若いフットボーラー達にフットボールの才能を磨く機会を提供すると同時に、フットボール ライフスキル プログラミングを通じてHIV/AIDS教育も行っていきます。

ナイキCEOのマーク・パーカーは「ナイキは、スポーツを通じて変化や刺激を与え、人々の生活に貢献する力があると常々考えてきた。このフットボールトレーニングセンターはソウェトのコミュニティにとって永続的な遺産となる。更にプレミアムなフットボールクリニックと、ライフスキル プログラミングにより、若者にHIV に感染しないために必要な知識を提供し、次世代のフットボーラーたちを応援する。」と述べました。

また同フットボールトレーニングセンターのオープンには南アフリカ政府高官、コミュニティリーダー、ビジネスリーダー、プロ選手も参加しました。

イベントに参加したパト選手(AC ミラン所属)と南アフリカの子供たち

「ヨハネスブルグ市は、政府だけが単独で実施していても我々の社会が直面している複雑な課題に効果的に取り組むことは出来ない。成功のためには、政府、市民社会団体、ビジネス界、地域社会など、あらゆる分野との協力が必要である。」とヨハネスブルグ市長のアモス・マソンド氏は述べています。
「このような、世界レベルのフットボールトレーニングセンター建設に関わることができたことを、ヨハネスブルグ市は誇りに思う。この施設は地域に根ざしたフットボールプログラムを通して人々を結びつけ、国のために闘う意欲に燃える何千という若いフットボーラーを鼓舞するものである。」と述べました。

元南アフリカ代表選手であるショーン・バートレット氏も、以下のようにコメントしています。
「このフットボールトレーニングプログラムが将来の南アフリカのフットボーラーに及ぼす力は決して軽視できない。選手の試合準備を助け、ピッチの内外でも、より規律ある生活を送れるように助けてくれる。最終的な目標は、プログラムに参加した子供達があらゆるレベルのゲームで成功することである。」

ナイキは15年前から南アフリカのコミュニティへの取組みを実施しています。また2009年からは(RED)™とのパートナーシップにより、スポーツの力でHIV/AIDS撲滅を支援することを目的に「Lace Up, Save Lives」キャンペーンを行っており、同センターはこの取組みの一環となります。これは(NIKE)REDシューレースを購入すると、その収益の一部をナイキがアフリカにある教育・医療支援プログラムやスポーツの力でエイズと闘う世界中の若者をサポーとするプログラムに寄付するというものです。

第1回目の(NIKE)RED 寄付金は、キャンペーン開始から半年間で集められた募金となり、フットボールトレーニングセンターのオープンに際し、その受取り団体が発表されました。総額450,000ドルの寄付金が、アフリカ諸国16カ国から地域に根ざした26のフットボールプログラムに授与されます。これらの団体は今後スポーツを通してHIV/AIDS 防止のために若者を教育するプログラムの更なる強化に取り組みます。

「南アフリカにおいて、HIV/AIDSは今後も引き続き重要な健康問題である。政府と民間のパートナーシップがもたらす病気の撲滅支援を高く評価する。」と、南アフリカ厚生労働大臣であるアーロン・モツォアレディ博士は述べています。「フットボール、教育、医療を組み合わせたナイキのアプローチは、若者が情報を得た上で意思決定を行うことを可能にし、願わくばHIV 感染のない生活を送ることを可能にするきっかけとしてスポーツが役立つことを示す好例である。」とも述べました。

ナイキは長年アフリカおよび、世界全体のHIV/AIDS感染防止プログラムへ投資を行っており、今後も現存の地域の非営利パートナーたちと協力して、フットボールとスポーツを活用し、同国の発展の一助としていきたいと考えています。