2011年4月18日
ナイキと井上雄彦氏によるオリジナルデザインのプロダクトはこれまで、2009年11月にナイキ原宿のオープン記念として数量限定「NIKE HYPERIZE」で展開され、販売開始数時間の内に売り切れるという人気を博しました。そして今回、井上雄彦氏の「中学・高校の学生達が部活動でボロボロになるまで使ってくれて、 お気に入りの一足になってもらえるようなシューズを作りたい」という想いをより多くの部活プレイヤーに届けるため、日本人プレーヤーのクイックネス向上させるべく企画開発された「NIKE AIR ZOOM BRAVE IV」と、吸汗速乾性に優れたDRI-FITを採用した部活動の日々のトレーニングで使用されるアイテム「ナイキ DRI-FIT IT ブカツ S/S Tシャツ」の、2つのハイパフォーマンスプロダクトのデザインを共同で行いました。「NIKE AIR ZOOM BRAVE IV TI」、「ナイキ DRI-FIT IT ブカツ S/S Tシャツ」は、日本の部活プレイヤーが新たなチャレンジを始める新シーズンにあわせ、5月14日よりナイキ原宿などで販売を予定しています。
名のとおり、「勇気」をもって一瞬の躊躇も無く、最高のクイックネスを発揮し、スピードが最大の武器になる日本人プレイヤーをサポートするために開発 されたバスケットボールシューズ。アッパーからソールまでシューズ全体に、井上雄彦氏が特別に描き下ろした、部活の情景が刻まれている。シューズを履くときに必ず視線を落とす、シュータンの裏側には「なりたい自分を描け」「体の声を聞け」という、井上氏からの、若きアスリートに対するエールが刺繍されている。
部活の日々の練習で欠くことのできないようグラフィックTEE。ナイキ独自のDRI-FIT機能を盛り込むことで、常に快適に練習に取り組むことができる
走っている高校生、汗をかいている高校生、疲れて座り込んでいる高校生、転んでいる高校生、そこには部活のワンシーンが無数に描かれている。
部活動の情景が刻み込まれたこのデザインは、井上氏のバスケットボールに対する思いそのものとなっている。
日本を代表するガード、田臥勇太選手や数多くのトップアスリートから支持されているモデル「ズームブレイブ」に僕のデザインを施すことができるのは光栄ですし、喜びです。とはいえあまり漫画漫画してたらきっと履きにくいだろうな~と思い、その辺はぬかりなく考慮しました。(笑)
また、スタッフとの話し合いの中で、日本語で言葉を入れようというアイディアがあり、外からは見えないところにそっと忍ばせてあります。部活をはじめ、日本各地のコートでがんばってる選手たちへの、僕からのささやかな応援の気持ちの表れと思ってください。やっぱりバッシュは、履いて実際にプレイしてなんぼだと思ってます。コートで履き倒していただけたらうれしいです。
井上雄彦