2012年8月28日
ナイキが行う世界規模のスカウトプロジェクト「THE CHANCE」
世界55ヵ国10万人の応募者の中から16人のプレイヤーが最終選考を勝ち抜き、
ビッククラブとのプロ契約を目指すスカウティングツアーへ
滝川第二高等学校 木下稜介選手が日本人初、アジア勢で唯一の選出。
ナイキは、世界で戦える若きフットボールプレイヤーを探す世界規模のスカウトプロジェクトである「THE
CHANCE」のグローバルファイナルを8月19日(日)~26日(日)にスペインのバルセロナで開催し、2013年1月から行われるビッグクラブへのスカウティングツアーに参加することができる16名を選出しました。日本からは、木下稜介選手(滝川第二高等学校)がアジア勢で唯一選ばれ、日本人としては初の選出となりました。
グローバルファイナルでは、世界55ヵ国総勢100名のプレイヤーが集まり、日本からは、予選となるジャパンファイナルを勝ち抜いた木下稜介選手(滝川第二高等学校 FW)、山之内優貴選手(鹿児島実業高等学校 MF)、冨澤右京選手(桐蔭学園高等学校 DF)の3名が参加し、世界レベルのコーチ陣とスカウト陣が見守る中、トレーニングやゲームを行いました。最終日のファイナルセレクションマッチでは、木下選手と山之内選手が出場し、左サイドのFWでプレイした木下選手は、前半は守備に追われている時間が多かったものの、味方に決定的なパスをだすなど好機を演出しました。木下選手のチーム監督であるダレン・ジョーンズ氏は、「木下選手は(グローバルファイナル3日目の)8v8のミニゲームを見ていて、私の目には良い選手だと映りました。良いクイックネスを持った選手だと思います。彼は私が見ているときに、ボールを持ち落ち着いたプレーを見せました。フェイントで相手を翻弄しながらも、直後にはシンプルなプレーを選択しました。それがとても私の印象に残りました。世界最高の選手にしてもそうです。良い選手は皆、基本がしっかりしています。」と評価しています。
以下、選手コメント:
スカウティングツアー進出16 名プレイヤー
(下段の右から2 番目が木下選手)
(左から 冨澤選手/木下選手/山之内選手)
木下稜介選手(滝川第二高等学校)
「今日のプレーの出来は良くなかったので、正直呼ばれないと思っていました。呼ばれたときは本当に自分が呼ばれたのかわからないぐらいびっくりして、今まで生きてきて一番嬉しかったです。頭が真っ白になりました。これまでたくさん練習したので、それが報われたんだと思ったら、思わず嬉し泣きしてしまいました。次の1月のスカウトツアー開始までは、けがは絶対しないようにして、ベストコンディションで迎えたいです。ここからが一番しんどくなるので、最後の一人に残るように力を出し切りたいです」
山之内優貴選手(鹿児島実業高等学校)
「本当にいい経験をさせてもらえたので、絶対に16人に残りたかったです。しかし、力不足で残れなかったので、この今感じている悔しさを忘れずにフル代表になるという夢を叶えられるように頑張りたいと思います。この1週間で1番うれしかったことは、カンプ・ノウでクラシコを見れたことです。すごい雰囲気がある中ですごいパフォーマンスを見られたので、とても幸せな時間でした。そういう空間でいつかやってみたい気持ちが強くなりました。」
冨澤右京選手(桐蔭学園高等学校)
「チャンスに参加してから、今までよりもっとサッカーについて深く考えるきっかけになりました。このチャンスに参加して、よりプロになりたいと思うようになりました。実際アントラーズの練習に参加して、プロの世界の厳しさとかを知ることができたので、その経験を活かしてプロになるためにトレーニングを積んでいきたいと思います。」
ダレン・ジョーンズ氏は、今回参加した日本人選手について、「木下選手と不合格だった選手の間に、大きな差はありません。ただ規律、そしてハードワークができる選手は好感がもてます。そういう選手は成長するものです。私は、スーパースターのように振る舞う選手よりも誠実な選手と一緒に仕事をしたいと思います。」と評価しています。
今回、グローバルファイナルを勝ち上がった16名のプレイヤーは、2013年1月から行われるスカウティングツアーに参加し、クラブのコーチやスカウトが見守る中、マンチェスター・ユナイテッドなど世界の名だたるアカデミーチームと対戦することで、プロ契約を勝ち取る絶好のチャンスを得られます。ナイキは、今後も木下選手をはじめ、若いフットボールプレイヤーの挑戦をサポートしていきます。
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