2013年12月11日
ナイキジャパンは、東日本大震災で被災した東北地方の女子大学生と米国の女子大学生の、スポーツを通じた異文化国際交流を支援し、「TOMODACHI×NIKE」の第2弾をニューヨーク(NY)で実施しました。「TOMODACHI×NIKE」は、米国大使館と米国の非営利公益法人米日カウンシルが主導する日米交流事業「TOMODACHI イニシアチブ」の趣旨に、ナイキジャパンが賛同し、未来を担う日米の若い世代の支援の一環として、実施しているものです。
本プロジェクトは、東日本大震災で被災した東北地方の女子大学生と米国の女子大学生が、日米でそれぞれ催されるランニングイベントを通して交流を深め、日米の絆を未来につなげることを目的としています。第1弾として、2013年3月10日に、ナイキがシルバースポンサーを務めた「名古屋ウィメンズマラソン 2013」に日米の学生を招待し、大会終了後も SNSを通じて交流を深めてきました。
第2弾の今回は、東北地方の女子大学生7名が10月31日(木)から11月4日(月)の期間、NYに滞在。日米の学生は、アッパーイーストサイドのナイキ ランニング ストアで開催されたランニングイベントに参加したり、国際的なランニング大会に参加したNYの学生の応援などランニングを通じて交流しました。また、コロンビア大学でのキャンパスツアーにも日米の大学生が一緒に参加し、互いの文化への理解を深めました。
ナイキは、これまでも東日本大震災で甚大な被害を受けた方々や地域に向けて、スポーツを通した支援や募金の呼びかけなど、長期支援活動「All for Japan」を実施し、協力を呼びかけてまいりましたが、これからもスポーツを通して、多くの人々にインスピレーションを与え、新しい挑戦を後押ししてまいります。
*TOMODACHI イニシアチブ について
TOMODACHI イニシアチブとは、 2011 年3 月11 日の東日本大震災の発生を受け、米軍と自衛隊が「トモダチ作戦」を通じて東北地方への緊急人道救援活動で協力したことを背景に、米国大使館と米国の非営利公益法人 米日カウンシルが主導で立ち上げた日米交流事業であり、震災からの日本の復興を支援するとともに、長期にわたり日米間の文化的・経済的な結び付きを強化し、友好を深める形で、両国の将来の世代に投資する官民パートナーシップです。
詳細 : http://usjapantomodachi.org/ja/
10月31日(木) | NY着 米国チームと合流、ハロウィン・パレードを見学 |
11月1日(金) | 自由の女神などNY観光 ナイキ ランニング ストアのランニングイベントに参加 |
11月2日(土) | コロンビア大学のキャンパスツアーに参加 |
11月3日(日) | 米国チームと一緒にNY市街をランニング ランニング大会に参加したメンバーの応援とレース観戦 |
11月4日(月) | NY発 |
-米国コロンビア大学の女子大学生のコメント
TOMODACHIプロジェクトの一員として参加し、私のランニングへのパッションを日本のチームと分かち合えたことはとてもラッキーだと思います。3月の日本への素晴らしい旅で、初めて日本のチームに出会いました。その時は、言葉や文化の壁を高く感じましたが、一緒に時間を過ごし、たくさん一緒に笑った後、私たちはひとつの「チーム」になりました。今回、日本のチームがNYに来ることを知り、とても興奮しました。ツアー中の週末、ちょうど自分がマラソンレースを走りました。
16マイル地点でTOMODACHIチームが大きな応援ボードを掲げて(日本語の応援メッセージも!)沿道で大きな声で応援してくれたので、その声援に後押しされてゴールを目指し、今回5回目のレースで3:42:51というタイムで、自己記録を更新することができました。感謝と友情のしるしとして、自分のパートナー(それぞれ日本人とアメリカ人でパートナーを組んでいて、私たちはすぐに仲良くなりました)にフィニッシャーメダルをプレゼントしました。今後もFacebookを通じてTOMODACHIプロジェクトのみんなとはトモダチでいたいですし、いつかみんなでマラソンをまた走りたいです!
-福島大学の女子大学生のコメント
2回に渡るNIKE×TOMODACHIプロジェクトに参加し、これまでの生活では経験できない、非日常的な体験、経験を数多くさせていただきました。日本で行われた1回目の企画では、フルマラソンに挑戦したり、USチームと衣食住を共にしたり、アメリカで行われた2回目の企画ではNYツアーでUSチームとの再会を果たしたり、アメリカの文化を体験したりすることが出来たと思います。自分の中で一番大きな出来事は、アメリカに友達が出来たということです。TOMODACHIプロジェクトで偶然出会った私たちですが、2回の企画で本当の友情をはぐくんで友達になれたのだと思います。自分にとってこれは大きな財産だと思います。英語が話せないがために、思いをうまく伝えられないこともたくさんありました。伝えてくれる思いを受け取れないこともたくさんありました。それでも、どうにか伝えようとしたり、伝えようとしてくれたり、そんな間柄の友人ができて、本当にうれしく思います。
-岩手大学の女子大学生のコメント
TOMODACHIプロジェクトがきっかけで日本にもアメリカにも大切な繋がりを持つことができてとても嬉しいです。東北は震災から徐々に復興してきていますが、被災された方たちはまだ、もとの生活に戻れていない方も大勢います。私自身、スポーツを通じて東北や日本や海を越えたアメリカにも笑顔を届けられるような人になりたいと思います。そして、何歳になっても日本チームUSチームのみんなとはこの関係のままで「We are TOMODACHI !!」と言っていたいです。