2014年3月5日
ナイキは、今年の夏にブラジルで着用するポルトガルのナショナルチームキットを発表しました。新しいポルトガルのホームキットは、ポルトガルフットボール連盟設立100周年を記念し、最高レベルのパフォーマンスイノベーションに、力強い国のシンボルやデザインディテールを融合させ、斬新かつ衝撃的な印象に仕上がっています。
「私たちはポルトガルチームのフットボールのペースや熱気、予想を超える展開や驚異的な破壊力を観察し、彼らのプレイスタイルをエキサイティングで鮮やかなデザインの中に映し出したキットを作りたいと考えました」と、ナイキフットボール グローバルクリエイティブディレクターのマーティン・ロッティは述べています。
新しいポルトガルのホームジャージは、身頃の上半分と袖に施された同系色のダークレッドとブライトレッドのストライプが特徴となっています。幅の異なるストライプのグラフィックは、スピード感と気持ちを沸き立てるような印象を与えます。
ジャージのVネックの首元と袖口は、ダークレッドにグリーンのトリムが描かれ、胸のポルトガルフットボール連盟のクレストの両側には、同連盟設立100周年を記念して1914と2014の年号が記されています。
背中の首の内側部分にはポルトガルの海洋国家としての歴史を称える意味でアーミラリ天球儀を描いたレッドとグリーンのタブがつけられています。
アーミラリ天球儀は、名だたるポルトガルの探検家たちが世界発見の航海の道具として使われたもので、500年以上にわたって同国の象徴として国旗の盾の背景部分にも用いられています。
ポルトガルホームジャージの背番号と名前の字体は、ポルトガルの伝統的な標識に使用された古い活字書体をインスピレーションにして特別に作られた、モダンながらアールデコの趣を持つフォントです。
クリスティアーノ・ロナウドは、「新しいキットは、ポルトガルの文化や歴史に思いをはせたデザインディテールが盛り込まれた、美しくシンプルなものになっています。機能面においては、汗を調節し、涼しく快適に、ピッチで最高のプレーができるためにサポートしてくれることでしょう。代表チームのシャツを着ると、ファン、家族や友達を代表しているという大きな誇りを感じることができます。代表チームでプレーすることは、ほかに代えがたい意味を持つ、子供の時からの大きな夢でもあります」と述べています。
シンプルでアイコニックな新しいダークレッドのショートは、フィットに関する研究結果を生かし、よりスリムで体のシルエットに合ったフィットとなっており、動きやすさと快適性を高める切れ込みが入っています。ショートの裏身頃中心にはクーリングと汗調節に役立つ、ナイキ独自のレーザーカットの通気孔が設けられています。新しいソックスもショート同様ダークレッドを使用しています。
優れたスポーツのための機能性を、環境への影響を低く抑えながら実現したいというナイキの理念に基づき、ナショナルチームキットには、シャツとショートに加えて、初めてソックスにもリサイクルペットボトルから作られた素材を用いています(ショートは100%、シャツは96%、ソックスには78%再生ポリエステルを配合)。ユニフォーム一着あたり平均18本のリサイクルペットボトルが原料として使われています。2010年以来、ナイキが再利用することで埋め立てを免れたペットボトルの数は約20億本にのぼり、これはフルサイズのフットボールピッチ2800面以上をカバーする量になります。
ロッティは、「私達にとって、環境への配慮はデザインと同様に開発プロセスの大事な一つの要素となっています。プレイヤーの役に立つと同時に地球にも優しいキットを作ることを心がけています。」と述べています。
デザイナー達は、エリートフットボーラ―の立体的なボディスキャンデータを用いて、今日のプレイヤーの体型を理解し、キットの中で体がより自然に動ける快適な新しいフィットを生み出すことが可能になりました。
現代のフットボールユニフォームのあらゆる要素を見ていく中で、ナイキのデザイナーはソックスにも特別な注意を払いました。アスリートの意見と新しい素材や繊維の研究を組み合わせ、「ナイキ エリート マッチ フィット ソックス2014」は、フットボールに適切なよりスリムなフィットに仕上げています。必要な場所にクッションを配置することで、衝撃の多くが集中する足の親指と足首の骨の部分に優れた快適性と保護力を提供し、土踏まずのサポートは足をソックスに密着させ、滑りにくくします。更に不要な素材は取り除き、もたつきを減らしてボールタッチを向上させ、足首と甲の部分には屈曲溝を加えることで生地が一か所にたまらないようにしています。