2014年3月10日
ナイキは、今年の夏にブラジルで着用するフランスのナショナルチーム アウェイキットを発表しました。フランスナショナルチームは、フランス本来のスタイルやファッション性に最高のパフォーマンスイノベーションを組み合わせ、エレガントに仕上げた新しいアウェイキットを着用してブラジルで 戦います。
ナイキフットボール クリエイティブディレクターのマーティン・ロッティは、「新しいアウェイキットは間違いなくフランスらしく仕上がっています。派手さを抑えつつスタイリッシュで、ピッチの上でフランス国民としての誇りを表現できるものです」と述べています。
マリニエールはフランスの象徴的でクラシックなデザイン表現ですが、今回アウェイジャージに同系カラーのグレーのマリンストライプとなって用いられています。
ジャージには、1958年のフランスチームが着用したクラシックな雄鶏の デザインにインスピレーションを得た、新しいクレストが用いられています。今回はサイズも大きく、バッヂの一部としてではなく、単独で用いられ、 国のプライドを象徴する究極の存在となります。
このクレストは綿密な「バリオンステッチ」のテクノロジーを参考に、美しく 刺繍されています。新しく大きくなったブルーの雄鶏は、上品に盛り上がる大きな羽に飾られ、誇らしい立ち姿を見せています。
アウェイジャージはスタンドカラーで、裏身頃の首の内側にはフランスの 国旗と同じレッド、ホワイト、ブルーを用いた小さなペナントタブがつけられています。
ミッドナイトネイビーブルーのショートは、ホームジャージと同様にスタイリッシュでユニークなデニムのように見える効果が施されています。
この素材は、デニムが誕生し、その名前の由来にもなっている南フランスのニームの街をインスピレーションにしています。デニムはウールとシルクの混紡として17世紀に発明されましたが、デザイナーたちはデニムの 荒削りな印象とシルクの上品さをアウェイショートに盛り込もうとしました。 ショートの両サイドには、上質なデニムの織り端にインスピレーションを得たテープがあしらわれています。
ショートは動きやすさと快適性を高めることを主眼に設計されました。 シンプルでアイコニックなデザインで、フィットに関する研究結果を生かし、よりスリムで体のシルエットに合ったフィットとなっており、動きやすさと快適性を高める切れ込みが入っています。ショートの後部中央部分には、 ナイキ独自のレーザーカットによるベンチレーションが施されており、体を 涼しく保ち、汗をコントロールします。新しいソックスもクラシックなホワイトになっています。
優れたスポーツのための機能性を、環境への影響を低く抑えながら実現したいというナイキの理念に基づき、ナショナルチームキットには、シャツとショートに加えて、初めてソックスにもリサイクルペットボトルから作られた 素材を用いています(ショートは100%、シャツは96%、ソックスには78%再生ポリエステルを配合)。ユニフォーム一着あたり平均18本のリサイ クルペットボトルが原料として使われています。2010年以来、ナイキが 再利用することで埋め立てを免れたペットボトルの数は約20億本にのぼり、これはフルサイズのフットボールピッチ2800面以上をカバーする量になります。
ロッティは、「私達にとって、環境への配慮はデザインと同様に開発プロセスの大事な一つの要素となっています。プレイヤーの役に立つと同時に 地球にも優しいキットを作ることを心がけています。」と述べています。
デザイナー達は、エリートフットボーラ―の立体的なボディスキャンデータを用いて、今日のプレイヤーの体型を理解し、キットの中で体がより自然に 動ける快適な新しいフィットを生み出すことが可能になりました。
現代のフットボールユニフォームのあらゆる要素を見ていく中で、ナイキのデザイナーはソックスにも特別な注意を払いました。アスリートの意見と 新しい素材や繊維の研究を組み合わせ、「ナイキ エリート マッチ フィット ソックス2014」は、フットボールに適切なよりスリムなフィットに仕上げて います。必要な場所にクッションを配置することで、衝撃の多くが集中する 足の親指と足首の骨の部分に優れた快適性と保護力を提供し、 土踏まずのサポートは足をソックスに密着させ、滑りにくくします。更に 不要な素材は取り除き、もたつきを減らしてボールタッチを向上させ、 足首と甲の部分には屈曲溝を加えることで生地が一か所にたまらないようにしています。