2014年4月2日
ナイキは、オランダの文化を生かしたデザインディテールとパフォーマンスイノベーションを組み合わせた新しくユニークで鮮やかなアウェイキットを発表しました。このキットはアムステルダムの西ガスファクトリーで、ヨエル・フェルトマン、ダフィ・クラーセン、ジャン=パール・ボエティウスの代表プレイヤーが着用し披露されました。
ナイキ フットボール クリエイティブ ディレクターのマーティン・ロッティは、「このアウェイジャージは、若さにあふれ、オランダのプレイヤーやファンの誇りを掻き立てるものになっています。」と述べています。
新しいオランダのジャージは、同じサイズのV字の重なりが格子模様になり、色調は肩から裾に向かって鮮やかなブルーが濃度をましていき、最後にはインペリアルパープルに変わっていきます。この模様は、オランダの暮らしや風景にとって大きな存在である水の輝きや深さを思わせるものになっています。ブルーは、オランダ王室を象徴するカラーでもあり、その旗の十字にも使用されています。
このデザインは、オランダフットボールの特徴や、ルイス・ファン・ハール代表監督率いるチームの、プレイヤーが献身的なプレーや綿密なパス、システムに基づいた動きを見せるダイナミックなスタイルも反映しています。
王立オランダサッカー協会創立125周年を記念して、このキットには新しく印象的なクレストが使われています。
アウェイジャージの印象を引き立たせるクレストは、大きめのオレンジのライオンで、オランダフットボールの新時代の到来と、チームが基本的価値とするシンプルさ、誇り、一体感を表現しています。
クレストの下には、125周年記念として、同協会創立年である1889と2014の数字が刻まれています。
袖口にはオレンジのトリムが内側に隠れており、プレイヤーが折り返して個性的に着こなせるようになっています。
また、首の後ろの内側には、協会章のライオンの頭に載せられた王冠を描いたペナントタブがつけられています。
さらに、ナイキはオランダの伝説的なグラフィックデザイナーであり書体デザイナーでもあるウィム・クロウェル氏との協力で、ジャージの名前と数字の字体制作を行いました。
クロウェル氏はオランダアウェイジャージの背中をキャンバスに、レトロな印象のモダンなフォントを生み出しました。数字の内側の線は1970年代のフットボールに用いられた数字を思い起こさせるもので、それぞれの数字の下の部分にも王立オランダサッカー協会章が小さく描かれています。
オランダ代表プレイヤー、グレゴリー・ファン・デル・ヴィールは「快適で涼しくプレーできることに加えて、新しいアウェイキットは本当に際立った デザインになっています。私はこの鮮やかなカラーが気に入っていますが、ファンにも気に入ってもらいたいです。」と述べています。
新しいショートはインペリアルパープルです。シンプルで印象的な動き易さと快適さを高めるために、より体にフィットするスリムな仕上がりです。ショートの裏身頃中心にはクーリングと汗調節に役立つ、ナイキ独自のレーザーカットの通気孔が設けられています。新しいソックスもインペリアルパープルで仕上がっています。
優れたスポーツのための機能性を、環境への影響を低く抑えながら実現したいというナイキの理念に基づき、ナショナルチームキットには、シャツとショートに加えて、初めてソックスにもリサイクルペットボトルから作られた素材を用いています(ショートは100%、シャツは96%、ソックスには78%再生ポリエステルを配合)。ユニフォーム一着あたり平均18本のリサイクルペットボトルが原料として使われています。2010年以来、ナイキが 再利用することで埋め立てを免れたペットボトルの数は約20億本にのぼり、これはフルサイズのフットボールピッチ2800面以上をカバーする量になります。
ロッティは、「私達にとって、環境への配慮はデザインと同様に開発プロセスの大事な一つの要素となっています。プレイヤーの役に立つと同時に地球にも優しいキットを作ることを心がけています。」と述べています。
デザイナー達は、エリートフットボーラ―の立体的なボディスキャンデータを用いて、今日のプレイヤーの体型を理解し、キットの中で体がより自然に動ける快適な新しいフィットを生み出すことが可能になりました。
現代のフットボールユニフォームのあらゆる要素を見ていく中で、ナイキのデザイナーはソックスにも特別な注意を払いました。アスリートの意見と新しい素材や繊維の研究を組み合わせ、「ナイキ エリート マッチ フィット ソックス2014」は、フットボールに適切なよりスリムなフィットに仕上げています。必要な場所にクッションを配置することで、衝撃の多くが集中する足の親指と足首の骨の部分に優れた快適性と保護力を提供し、土踏まずのサポートは足をソックスに密着させ、滑りにくくします。更に不要な素材は取り除き、もたつきを減らしてボールタッチを向上させ、足首と甲の部分には屈曲溝を加えることで生地が一か所にたまらないようにしています。