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2016年5月2日

What the Mercurial

1998年、陸上スパイクに着想を得た斬新なデザインと、カットインする動きや、キック、スピードを生み出すための設計を兼ね備えた「ナイキ マーキュリアル」が登場しました。マーキュリアルは、「予測不可能な」という意味も持ち、その代名詞となったアスリート達もその俊敏なプレイで知られてきました。「What the Mercurial」スパイクは、絶えまなく変化を続ける性質と、意外性のある美しさを表現すると同時に、記憶に残るような過去のマーキュリアルの16のカラーを1足のスパイクに大胆に表現することで、このスパイクの持ち味の一つである豊かなスタイル性を継承しています。

ピッチで自由に表現するように、このスパイクはナイキがこれまでにも実現してきた「What the」をテーマにしたデザインを表現しています。
2007年、ナイキ スケートボーディングはブランドとして初めて印象的なシューズのカラーを組み合わせて仕上げた一足、「ナイキ SB What the Dunk」を製作しました。その後、ナイキ バスケットボールがこのコンセプトを引き継ぎ、2012年の「What the Kobe」で記憶に残るようなバスケットボールシューズを製作しています。

「What the Mercurial」は、フットボールで初めてこの表現を取り入れ、マーキュリアルの歴史をまとめたタイムカプセルのようなシューズに仕上げています。かかとのタブやアグレットのロゴも、過去の4つのマーキュリアルロゴを組み合わせて作られています。印象に残る過去のマーキュリアルのカラーをストライプのように綴ったデザインは左右同一で、ソックライナーにはマーキュリアルの特徴的な要素が表現されています。過去のマーキュリアルに基づいて作られたスーパーフライには18のカラーが組み合わせられていますが、ナイキが一足のフットボールスパイクに使用したカラーの数としては最多になります。この「What the Mercurial」を構成しているモデルを、以下に写真の左から右の順にご紹介します。

What the Mercurial
¥37,800(税込) / 25-29㎝

1998 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー

スピードを生み出すために陸上スパイクを参考にして作られた「ナイキ マーキュリアル」は1998年の夏に発表されました。軽量化のためにプレートは薄めに設計され、従来の皮革よりも薄く軽い合成皮革KNG-100のアッパーがフットボールスパイクの常識を変えました。ブラジルのアイコン的存在のロナウドが、フランスでマーキュリアルを初めて着用しましたが、大胆なシルバー、ブルー、イエローのカラーリングが現代フットボールにおける新しいスピードの表現となりました。

2013 ナイキ マーキュリアル IX スペシャルエディション

2013年、ナイキはマーキュリアル誕生15周年を、この「ナイキ マーキュリアル IX スペシャルエディション」の発売とともに祝いました。このスパイクは1998年のオリジナルのデザインをインスピレーションにしながら、イエローの代わりにボルトを用いて現代的にしつつ、シルバーをメタリックに仕上げました。

2011 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ II

ナイキ センス テクノロジーと革新的なスタッドを採用したナイキ 「マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ II」のウインドチルカラーを市場に紹介したのはクリスティアーノ・ロナウドでした。ホワイトのアッパーにスパイクの側面のブルーグローとレッドソーラーのアクセントが氷のような冷たい表情を作り出します。

2013 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー IX

ナイキが製作した「ヴェイパー トレイル」のフィルムに初めて登場した鮮烈な印象の「ナイキ マーキュリアル ヴェイパー IX」は、ファイヤーベリー、エレクトリックグリーン、ブラックの組み合わせで、ピッチに立つクリスティアーノ・ロナウドを引き立つようにしていました。このスパイクには初めて、ナイキのスピードの中で的確なボールコントロールを行うため素材に加工が施されており、必要な時に摩擦を高めることによって足のブレを防ぎ快適にしっかりとシューズをフィットさせます。

2010 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ II

「ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ」は、2010年の夏、南アフリカで、このスパイクとともに大きな存在感を見せつけたクリスティアーノ・ロナウドの声を生かして作られました。メタリックマッハパープルとトータルオレンジのカラーは、チーターをインスピレーションに、試合環境においての、プレイヤーの周辺視野を刺激するためのカラーに関する深い研究の結果選び出されました。特にこの目立つカラーはプレイヤーにチームメートを素早く見つけ、ピンポイントのパスを送りやすくします。またこのスパイクには、加速や素早い方向転換を楽にするナイキ センス テクノロジーが使われています。

2002 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー I

ロナウドがシルバークローム、ブラック、ボルトのカラーを着用し、2002年の夏に始めてピッチに登場させた「ナイキ マーキュリアルベ ヴェイパー I」には、たくさんの「はじめて」採用されたものがあります。まずこれが、ナイキにとってはじめて200gを切ったフットボールスパイクであり、アッパーに縫い目をつけない仕上げを施し、さらにはじめて解剖学に基づいて開発した足型を用いて成形されています。

2012 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー VIII

ナイキ クラッシュ コレクションの一部として登場したこのスパイクは、つま先のアッパー部分にホワイトをベースにし、テーマに合わせた共通のカラーを用いて仕上げられましたが、この「ナイキ マーキュリアル ヴェイパー VIII」はクリスティアーノ・ロナウドが着用しました。

2006 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー III

2006年、クロームイエローとパイングリーンの限定版の「ナイキ マーキュリアル ヴェイパー III」を着用し、当時、ロナウドがフットボールの祭典で歴代最多得点記録を更新しました。ブラジル ユニフォームに合わせたカラーリングのこのスパイクは、初めて視認性を高めるためのHi-Vis カラーを、またアッパーには足なじみの良さを提供する、帝人®のマイクロファイバーを採用しました。

2012 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー VIII

後足部に用いた、対のスタッドと、芝から素早くスタッドが抜けるよう左右非対称のデザインを特徴とする新しいトラクションシステムの「2012 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー VIII」は、爆発的スピードを生み出すことを主眼に開発されました。スエードのような仕上がりで、より薄く反発性の優れた帝人®マイクロファイバーのアッパーが快適なボールタッチを実現し、ブライトマンゴーにブルーグローとボルトのアクセントを使ったカラーリングが観客の目を惹きつけました。

2011 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ III

クリスティアーノ・ロナウドの協力でデザインされた「ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ III」は、動きに応じてトラクションを発揮するナイキ センス テクノロジーとカーボンファイバーベースにより、俊敏で機転のきいたパフォーマンスを実現します。アッパーに用いられたナイキ フライワイヤーテクノロジーが超軽量なサポートを提供し、強烈な印象のレッドプラム、ボルト、ブラックのカラーに加えて、かかとのグラフィックがピッチの上での視認性を高めます。

2014 ナイキ マーキュリアル スーパーフライ IV

クリスティアーノ・ロナウドの意見をもとに開発し、2014年にナイキがマドリードで発表した「ナイキ マーキュリアル スーパーフライ IV」には、ボールタッチの感触を高めるナイキ フライニットが初めてアッパーに用いられました。加えて、ミッドカットの履き口のダイナミックフィットカラーが足をスパイクにしっかりとフィットさせ、プレイヤーとスパイクの連動感を高めます。ハイパーパンチ、ボルト、メタリックゴールドを使って生み出した強烈な印象は、ナイキの広告Winner Staysの中でも描かれています。

2008 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー SL

ナイキ フットボールは、「ナイキ マーキュリアル ヴェイパー SL」の発表で、マーキュリアルの持ち味の軽量性とスピードというコンセプトにさらなる発展を遂げさせています。全体をカーボンファイバーで作ったこの限定版のスパイクは、たった185gの軽さでフットボール・イノベーションの新しい時代の到来を告げました。さらに、このスパイクはアッパーをイタリア、プレート開発をドイツ、アウトソール生産を韓国が担当するなど、競技と同じように世界中のテクノロジーを集結させたものになっています。

2010 CR マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ II

クリスティアーノ・ロナウドが、マドリードダービーで初めて着用した「CR マーキュリアルヴェイパー スーパーフライ II」には、ナイキではアイコン的存在のオーストリッチスキンのプリントが採用されています。ナイキ クリエイティブ デザイン担当副社長のティンカー・ハットフィールドがデザインしたこのプリントは、1987年発売のランニングシューズ、エア サファリに使われたもので、ロナウドのスタイルやスピードを表現するためにフットボール スパイクに用いられることになりました。同系カラーのV字の模様は、まっすぐな光を浴びた時にのみ光るようにその形を見せる一方、このスパイクに採用されたスタッドシステムは、サーフェイスの状況に応じて長さが変わるようになっています。

2015 ナイキ マーキュリアル スーパーフライ IV BHM

ブラックとホワイトを基調に3つの異なる柄を用い、ゴールドの縁取りを付けたスウッシュを特徴とした「ナイキ マーキュリアル スーパーフライ IV BHM」は、ナイキの2015 ブラック ヒストリー マンス(黒人歴史月間)コレクションの一つとして展開されました。同コレクションの中に初めてのフットボール スパイクが登場したこの年、コレクション発表を通じてケビン=プリンス・ボアテングを含む6名のアスリートやコーチの活躍をたたえました。

2014 マーキュリアル スーパーフライ CR7

2014年、マドリードで、クリスティアーノ・ロナウドが「マーキュリアル スーパーフライ CR7」を世に紹介し、時同じくしてロナウドとスパイクを主役とした”Out of this World”(この世のものとは思えない)キャンペーンが展開されました。クラシックなブラックのスパイクは、ナイキ スキン テクノロジーによって輝きと同時に存在感を生み出します。このスパイクのレースとブルーのカーボンファイバープレートも、「What the Mercurial」に採用されています。

2000 ナイキ マッチ マーキュリアル

高い機能性の証しとして5つのドットを製品に刻んだ、ナイキ アルファ プロジェクトの一つとして、2000 ナイキ マッチ マーキュリアルは発売されました。メタリックコパーのKNG-100は爪先に向かってブラックへと変化します。この製品の5つのドットは、「What the Mercurial」にもメタリックゴールドグロスで表現されています。

「What the Mercurial」は、歴史を振り返るようにシューズのカラーが組み合わせられた、What the Box に入っています。またWhat the Bagは、表面には過去の4つのフォントの組み合わせ、後ろには過去の印象的なマーキュリアルスパイクの年表をプリントしています。

世界で3000 足限定の「What the Mercurial」スパイクは、5月6日からNIKE FOOTBALL Appで先行販売され、5月8日からNike.comで販売を行います。

画像データはこちらのリンク左上にある「DOWNLOADS」よりダウンロードをお願い致します。