2016年6月7日
1996年、ナイキは足の自然な動きを促す革新的なシューズ「ナイキ エア リフト」を発表しました。親指部分が分割され、伸縮性に優れた素材と2本のストラップによって足を包み込むというユニークな構造は、当時の長距離界を席巻していたケニア人ランナーのスタイルから着想を得て設計されています。彼らは、以前からケニアのグレート・リフト・バレーで裸足でトレーニングを重ねていましたが、これが親指を独立させてつま先の自然な屈曲を促す、リフトの特徴的な形の開発につながりました。足の形状に合わせて開発した足型(ラスト)が安定した足の土台を作り出し、より自然な足運びを促す一方、エアソールヒールユニットがクッション性を提供します。このシューズはサンダルのような軽やかな履き心地と洗練されたデザインを兼ね備えていることから瞬く間に人気となり、誕生から20周年を迎えた現在も多くの人を魅了しています。
発売以降、はじめは衝撃的と思われたシルエットも、アイコンとしての存在感を示すようになり、ナイキ フリーなど後に続くモデルのデザインにも影響を与えています。色合いの面でも、ケニア国旗に敬意を表するブラック・コメットレッドとターフグリーンのオリジナルカラーから、様々な色調や素材を用いた多彩な製品が生まれるまでに進化を遂げています。さらには、伝統的なリバティプリントから、デザイナーとのコラボレーションまで、様々な表現のキャンバスとしての役割も果たしてきました。
誕生から20周年を迎え、暑い夏に最適な通気性に優れたメッシュをアッパーに用いたエア リフト ブリーズを含む新作が登場し、エア リフトの伝統がさらに未来へとつなげられ、人々を魅了し続けます。このシューズでも実験的な色使いの伝統を踏襲し、メンズ・ウィメンズそれぞれ4カラーの展開となります。エア リフト ブリーズは6月9日よりNIKE.COM/SPORTSWEAR及び一部のナイキ スポーツウェア取扱店で発売となります。
~ナイキ エア リフト20周年を記念したスペシャルコンテンツ~
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