Press Release

メディア関係者向け お問い合わせ先
ナイキジャパン広報本部
NikeJapan.Communications@nike.com

2016年7月19日

スピードのための仕掛け

陸上競技の世界では、「速さ」にはいくつもの意味があります。100mを10.70秒で走る速さもあれば、10,000mを27分32.42秒で走りメダルを取るという速さもあります。この夏を前に、ナイキのフットウエアデザイナーたちに課された使命は、すべての種目において、アスリートが身につけるためのものというだけではなく、彼らをさらに速くするものを作ることでした。

最初に目を向けたのは短距離の科学的な面についてです。100mの世界チャンピオンの座を3度勝ち取り、金メダルを2つ保持するシェリー=アン・フレーザー=プライスのような短距離選手をより速くするには、硬いシューズを作ることが求められます。それは野球バットが長くなればボールを強く打てるようになるのと同じ、力の伝達の仕組みです。スパイクプレートを固くするのは、スピードの重要な要素となる足の推進力を地面によりよく伝えられるようにするためです。

しかし、硬さだけでなく、シューズには軽さも求められます。先端のコンピューター設計機器や、時間の節約につながる3Dプリントの試作品制作によって、必要な要素を理想的なバランスで取り込んだナイキ スーパーフライ エリート スパイクが生まれました。このスパイクはフレーザー・プライスが0.013秒速く走る力になりますが、この違いは1位と4位の差にもなり得るのです。

さらにより幅広い意味で「速さ」をとらえ、チームはスーパーフライ プレートのイノベーションをすべての陸上競技向けシューズに活用できないか模索しました。競技の距離が長くなると、スピードはシューズの硬さよりも持久力により生み出され、そのためにはクッション性が長続きすることが求められます。アッパーも同様に、100mや200m競技では足をしっかりとシューズの中に収めておくことが求められますが、長距離向けには通気性が重視されます。そして一つ一つのシューズは要素が組み合わせられただけの集合体ではなく、それらが一体となって加速を実現するシステムとなっています。

フットウエアコレクション

2016ナイキ陸上競技向けフットウエアコレクション(写真上)は以下になります:

  1. Nike Zoom Javelin Elite 2: 投てき用スパイク(やり投げ)
  2. Nike Zoom Rotational 6: 投てき用シューズ(ハンマー投げ、砲丸投げ、円盤投げ)
  3. Nike Zoom SD4: 投てき用シューズ(ハンマー投げ、砲丸投げ、円盤投げ)
  4. Nike Zoom Streak 6: レーシングシューズ(マラソン)
  5. Nike Zoom PV II: 跳躍用スパイク(棒高跳び)
  6. Nike Zoom LJ 4: 跳躍用スパイク(走り幅跳び、三段跳び)
  7. Nike Zoom Victory 3: 長距離用スパイク(800-5,000m)
  8. Nike Zoom D: 長距離用スパイク(800-5,000m)
  9. Nike Zoom Matumbo 3: 長距離用スパイク(1,500-10,000m)
  10. Nike Zoom Celar 5: 短距離用スパイク(100-400m)
  11. Nike Zoom Superfly Elite: 短距離用スパイク(100-400m)
  12. Nike Zoom Victory Elite 2: 長距離用スパイク(1,500-5,000m)
  13. Nike Streak Flyknit: レーシングシューズ(マラソン)
  14. Nike Zoom Superfly Flyknit: 短距離用スパイク(100-400m)

そのほか写真に含まれていない製品:

  • Nike Zoom Streak LT3: レーシングシューズ(マラソン)
  • Nike High Jump Elite: 跳躍用スパイク(走り高跳び)
  • Nike Triple Jump Elite: 跳躍用スパイク(三段跳び)
  • Nike Zoom Ja Fly 2: 短距離用スパイク(100-400m)
  • Nike Zoom Mamba 3: 長距離用スパイク(障害走)
  • Nike Zoom Maxcat 4: 短距離用スパイク(100-800m)
  • Nike Zoom Rival SD 2: 投擲用シューズ(ハンマー投げ、砲丸投げ、円盤投げ)
  • Nike Lunaracer 4: レーシングシューズ(5,000m-マラソン)

環境持続性への配慮

フライニット テクノロジーは、より高いパフォーマンスを提供できるようアッパーを一目ごとに設計すると同時に、従来の素材を裁断・縫製する製法よりも、廃棄物の発生を60%削減します。2012年以後、この技術を用いることで350万ポンド(157.5kg)近くの廃棄物の削減を実現しています。この夏の大会では、過去の大会より多くの選手がナイキ フライニットを着用する予定です。

アパレルの縁取り、サッカーのキットからフライニットの糸に至るまで、ナイキフットウエアとアパレル製品のおよそ71%にはリサイクル素材が原料として含まれます。例えば、2010年以来ナイキは競技向け製品の生産のため30億本以上のプラスティックボトルをポリエステル原料として再生利用しています。ナイキが活用する様々なリサイクル・再生素材に関しては、 こちらをご覧ください。

画像データはこちらよりダウンロードをお願い致します。