2017年5月5日
エイミー・クレイグとシャレーン・フラナガンは、ロサンゼルスで行われたリオに向けたマラソン予選で
ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%を着用し、クレイグは1位、フラナガンは3位を獲得
2016年のリオでのマラソンを控え、シャレーン・フラナガンは、子供の頃に見た学校で裸になってしまう夢と同じくらいの悪夢に怯えていました。それは、人生最大となるレースを目前に、ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%のシューズがないという不安でした。彼女にとって、それは人前で裸になることよりも怖いものでした。実際、彼女はそのシューズがあれば裸で走っても構わないという覚悟があったかもしれません。
フラナガンの練習仲間のエイミー・クレイグは、自分のナイキ ズーム ヴェイパーフライを金と同じ価値があると考え、大切に扱っています。クレイグは以下のように話しています。「トイレのないトレイルやロードを走るとき、プライバシーが確保出来る森の中に分け入り、用を足さなくてはいけません。そんな時、このシューズをダメにしたくないあまり、靴を脱いでいました。」
フラナガンとクレイグは、リオのマラソン予選の直前となる2016年1月にナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%の試作品を受け取った最初の女子アスリートたちです。ナイキは、2013年6月にヴェイパーフライ 4%システムの開発を開始し、それ以来ほとんどの時間を(シューズの底の部分である)ツーリング開発のための科学的研究に費やしてきました。ツーリングの特徴は、超軽量で柔らかく、最大85%のエネルギーリターンを実現できる新しいズーム X フォームです。そのフォームの中にはカーブのついたカーボンファイバー(炭素繊維)のプレートが入っており、ツーリングの硬度を高め推進力を生み出します。この組み合わせで、ナイキ ズーム ストリーク 6(現在ナイキが展開している最速のレーシングシューズ)と比べると、ランニング効率が平均で4%改善されています。長距離を走るアスリートにとって、感覚的部分やパフォーマンスに大きな影響を与えると考えられます。
ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%システム
今でこそこのシューズに夢中の彼女たちですが、一目惚れしたというわけではありませんでした。フラナガンは以下のように話しています。「初めて見たとき、かかとがとても高くなっていて、スマートにも速そうにも見えませんでした。」
クレイグも同じように躊躇しました。「このシューズのことを初めて聞いたとき、子供だましの仕掛けのようにも思いました。普通のレーシングシューズよりも分厚く、バランスが崩れてしまうのでは?と思いました。」それでもこのシューズを履いて、初めて(軽く5マイルほど)走ると、自分のランニング人生が変わるとクレイグは実感し、以下のように話しています。「ランニングが、変わりました。最初の2歩ぐらいはおぼつかない感じでしたが、すぐにひたりとはまり、軽く弾むように、シューズが私を前に動かしてくれるように感じました。」この感覚はカーブの入ったプレートによるものです。
次の朝、クレイグはこのシューズを履いてフラナガンと 20 マイル(32km)走り、以下のように話しています。(この時フラナガンは初めてこのシューズを履きました)「3kmほど走ったとき、お互いの顔を見合わせて、二人とも”これ、すごいわね”と言い合いました。」さらに、ランニングが終わる頃、あまりにも気持ちよかったので、シューズのことを忘れているほどの快感がありました。」
シューズを履いた初めてのランでフラナガンがすぐに気づいたこのシューズの特長は、自分のフォームを長く崩さずに走れるナイキズーム X クッショニングの反発性でした。フラナガンは以下のように話しています。「とてもクッション性があり、軽く、型崩れもせず、地面からの反発性をよく感じることができます。」
この特長は、疲労の蓄積が避けられないマラソンを走る時には大きな武器となります。リオに向けた予選でベイパーフライ 4%を着用したフラナガンは以下のように話しています。「普通、ほとんどの人は29キロから32キロ程度の地点で壁にぶつかります。」その時、ランニングを支える体の仕組みがうまく機能しなくなるのです。「このシューズを履いた時は、35キロまで疲れませんでした。つまり、普通は最後の12km程度を辛い状態で走るところですが、あと7キロさえ頑張れば良くなったのです。」
「このシューズで走ると、他のどのシューズよりも長い距離を新鮮な気持ちで走れます。」とクレイグも同じような利点を感じています。
これは彼女たちの中だけで起こっていることではありません。フラナガンはこのシューズを手に入れて以来、2度も自己新を更新しています。2016年にはボストンで10Kを30分52秒で走り、それまでの自己記録の31分03秒を大きく上回るとともに、大会記録の31分04秒も破りました。さらには2016年にハーフマラソンの自己記録を(それまでの記録よりも40秒早い)1分07秒51に更新しました。クレイグも同じレースで(自己記録を90秒上回る)1時間09分50秒でフィニッシュしています。「自己記録は、私くらいの年齢になるとなかなか更新できるものではありません。」とフラナガンは話しています。
ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%に対するクレイグの信頼は絶大で、これを手に入れて以来、スパイクを履いていた短距離のトラック練習を含む、すべての陸上競技でこのシューズを履くようになりました。「もう他のシューズではレースを走りたくありません。」とクレイグは話します。
フラナガンとクレイグは、自分のゴールを達成するための手助けをするためだけではなく、ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%のシステムは、Breaking2の結果および陸上競技の未来に大きなインパクトを与えると考えます。フラナガンは以下のように話しています。「世界で最高のアスリートにこれほど良いものを提供するのは、奇跡を目にするための仕掛けを作っているようなものです。これから作られるすべての長距離用シューズは、このシューズのアイディアをもとに作られていくと思っています。」これが陸上競技の未来のはじまりかもしれません。そして、ロードレースの記録更新に終わりはありません。
シャレーン・フラナガンとエイミー・クレイグを含む数人のナイキアスリートたちが、
現在ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%で走り、勝利を収めています。
エリウド・キプチョゲ、ゼルセナイ・タデッセと、レリサ・デシサはヴェイパーフライ 4%システムをもとに、
各アスリートにあったオリジナルモデルとして仕上げられたナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリートを着用して、
マラソン2時間の壁を破る挑戦に挑みます。
ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%は6月8日からNIKE.COM及び一部小売店で販売となります。
Breaking2についての詳細はこちらからご確認いただけます。
http://www.nike.com/jp/ja_jp/c/running/breaking2
画像データはこちらのリンク左上にある「DOWNLOADS」よりダウンロードをお願い致します。