2017年11月6日

ナイキ エア フォース 1 誕生35周年を記念してAF-100を発表

ナイキ エア フォース 1の誕生35周年を記念し、このシューズを代表する白／白のカラーをアイコンとして世界中のアーティスト達とコラボレーションを行うAF-100を発表しました。

-ナイキ スポーツウェア シニアクリエイティブディレクターであるアル・バイクが、リードデザイナーとしてプロジェクトを立ち上げました。
アル・バイクは次のように話します。「スポーツや音楽、ファッション、アート、ストリート、都市のすべてに繋がりを持つシューズは他にありません。その中でも普遍的な位置付けにあるのがエア フォース 1の白／白です。エア フォース 1の35周年を記念して、カルチャー全般の中で未来の世代に影響を及ぼすコラボレーター達を選びました。白／白というアイテムを見つめ直すということを制作の意図としています。デザインの方向性としてはクラシックらしさを失わず、エア フォース 1と一目でわかるものであると同時に、コラボレーター個人の人生や彼らが代表する分野につながるものを目指しました。」

その結果、Don C、カリーム・バーク、エロルソン・ヒュー、トラヴィス・スコットとヴァージル・アブローがそれぞれの視点からアイコンを表現しました。ナイキと協同でどのようなビジョンがデザインされ、アイテムが生まれたのかを紹介していきます。

ナイキ エア フォース 1 HI JUST DON BY DON “DON C” CRAWLEY

Don Cは次のように話します。「上質なレザーと、最高品質の素材や布をミックスしたいという希望を実現しました。エア フォース 2とエア フォース 3のディテールも盛り込みたかったので、ナイキが自由に進めさせてくれた事に感謝します。

今回のアイテムは、エア フォース 1がテーマです。オリジナルであり、おじいさんのような、全ての始まりとなったシューズです。私がいつも感じることは、いつも自分の味方になってくれる家族・ファミリーの大切さです。血の繋がりに限らず、いつも近くにいて、自分のことを気にかけてくれる人を大事にするという事が大切なのです。同じようにこのアイコニックな形を大切にすることで、ファミリーで一緒にいる大切さをわかってもらえるようにしました。」

-アル・バイクのチームがどのようにしてDon Cのビジョンに取り組んだか
「エア フォース 1、2、3のどの要素を取り込むのかを一緒に考えました。シューズの内側はエア フォース 2の要素を、ヒール部分はエア フォース 3の要素を取り込みました。エア フォース 1の伝統的なデザインを維持しながら、うまくまとめることができました。

Don Cはスニーカーとバスケットボールカルチャーが大好きです。プレミアムな見た目のシューズにしたいという希望に沿って、素材の縁を丸く仕上げ、金のアクセントを用いています。」とアル・バイクは話します。

ナイキ エア フォース 1 ’07 ROC-A-FELLA BY KAREEM “BIGGS” BURKE

カリーム・バークは次のように話します。「Roc-A-Fellaの20周年記念が完了したところで、エア フォース 1の35周年を迎えることができたので、とても良いタイミングでした。Roc-A-Fellaといえば、ロゴを思い浮かべるでしょうし、スニーカーといえばエア フォース 1を思い浮かべるでしょう。エア フォース 1はRoc-A-Fellaらしさを表現できるシューズなので、私たちのロゴをエア フォース 1につけることができるということは、とても特別なことです。Roc-A-Fellaのロゴは私たち全員にとって、思い入れのあるものです。単なるシンボルではなくて、私たちの信念も込められています。ロゴをつけることは、お互いに誠実な関係や友情を意味する、つまり、仲間であることを証明するものなのです。」

-アル・バイクのチームがナイキ エア フォース 1 ’07 Roc-A-Fellaの復刻を心待ちにしていた理由
アル・バイクは次のように話します。「スニーカーカルチャーの中でもクラシックの一つと言えるこのシューズは、ニューヨークシティにおけるエア フォース 1のルーツを象徴するものでもあります。このデザインは特にオリジナルの影響を強く受けています。」

ナイキ ルナ フォース 1/ACRONYM ’17 BY ERROLSON HUGH

エロルソン・ヒューは次のように話します。「ナイキに初めてアプローチされた時は、ルナ フォース 1に関する仕事だったのですが、その時に“自分たちがこれをやる理由は何か、ナイキがまだ知らないどのような方法を提供できるのだろうか”と考えました。

そして、私たちはいつもアパレルに取り組むのと同様に、問題点や機能性を見つめ直して、それを改善する方法がないかを考えました。」

-アル・バイクの目から見た、ナイキ ルナ フォース 1/Acronym ’17が画期的だった理由
「エロルソンはシューズの機能性に着目し、デザインの新しい境地を目指しました。アイコニックな白/白を維持しつつ、自らの解釈を盛り込みながら、とても前衛的なデザインを作ってくれました。」とアル・バイクは話します。

ナイキ エア フォース 1 LOW TRAVIS SCOTT BY TRAVIS SCOTT

トラヴィス・スコットは次のように話します。「アルバムを作るときと同じような視点からこのシューズを見つめ、自分のストーリーを伝えたいと思いました。自分のショーではクレイジーな雰囲気を作ります。私はラップの世界のアシッドのような存在です。」

-アル・バイクがどのようにナイキ エア フォース 1 Low Travis Scottの表現を解釈したか
「初めてトラヴィスと会った時に、最初に彼が言ったのは“私はラップの世界のアシッドです”という言葉でした。この言葉から、クラシックがトリップしてきたようなものを作りたいと考えるきっかけが生まれました。キャンバスの縁取りを反射素材にしたのは、このアイディアを生かしたもので、光が当たると色々な色を見せるようになっています。

一見すると一色のように見えますが、他の角度から見ると、素材の重なりや奥行きがわかります。さらにミックスアップするため、スウッシュはベルクロで着脱できて、3つのパターンを取り替えて使うことができます。カスタマイズできるパッチは彼のレーベルのアートワークを、デュブレはトラヴィスの付け歯を基にしたデザインです。」とアル・バイクは話します。

ナイキ エア フォース 1 ’07 OFF-WHITE BY VIRGIL ABLOH

ヴァージル・アブローは次のように話します。「全て一つの表現、というのがOff-Whiteがプロダクトに手を入れる時のイデオロギーです。Off-Whiteは私のブランドであり、私のものづくりの方法にも通じています。すでに出来上がったものを起点にして、編集のプロセスを繰り返します。

ナイキと一緒にこれまで手がけた3つのエア フォース 1の好きな点は、一つのアイディアが3つの異なる方法で形になったということです。今回のプロダクトについては、色が重要な意味を持ちます。エア フォース 1はどのカラーでもアイコンになるというわけではなく、白という一色のプロダクトがアイコンの価値を持ちます。白色が3つ目のエア フォース 1のテーマであり、今回は白/白のカルチャー的な背景を見つめて、エア フォース 1が全く別物にならないようにデザインをしました。」

-アル・バイクが5人のコラボレーターと作業をした印象について
「全てのコラボレーターにとって、このシューズはオーセンティックで重要な意味を持つものですが、デザインの可能性を推し進めるものになりました。何よりも、これら全てにおいて、とても素晴らしいストーリーが表現されたことが見て取れます。」とアル・バイクは話します。

AF-100コレクションはNike SNKRSと一部ナイキ販売店で以下の日時で発売予定です。
ナイキ エア フォース 1 ’07 Off-White :日本未展開
ナイキ エア フォース 1 ’07 Roc-A-Fella : 11月30日
ナイキ エア フォース 1 Low Travis Scott : 12月3日
ナイキ エア フォース 1 Hi Just Don : 12月1日
ナイキ ルナ フォース 1/Acronym ’17 : 12月2日

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