今日は、11月13日(土)にイーストロンドンにあるナイキ1948で行われた『Destroy To Create』の模様を皆さんにお届けします! 『Destroy To Create』とは? 1950年代アメリカのチームジャンパーをベースに、最新テクノロジーとハイテク素材を駆使し、現代にふさわしく蘇らせた「Destroyer Jacket」の2011バージョンの発売に先駆け、「Destroyer Jacket」に込められたスピリットを表現するイベント。 会場入り口に、様々な分野のクリエイターたちによって表現された、“デストロイヤーマニフェスト”が掲げられています。 To destroy is to create. (破壊することは創造すること) All creators are destroyers. (創造するものはすべて破壊者である) The passion for destruction is a creative passion. (破壊への情熱は創造的な情熱である) Because the old must die for the new to be born - (新たなものを生み出すには古いものは死なねばならないのだから) Build the palace of the future with the rubble of the past. (過去のかけらで未来の城を築くのだ) Write your own lines - (自ら線を引き) Make your own path - (我が道を切り開け) Habit makes you numb. (習慣は人を怠惰にする) Do something new - (新しいことを始めよ) Destroy what you love. (自らの愛するものを破壊せよ) To be born again, first you have to die. (生まれ変わるには、まず、死なねばならぬ) Don't wait for the future: create it. (未来を待つのではなく、未来を作れ) ニューヨーク在住のフォトグラファー、ティム・バーバーの写真に、イーストロンドンのイラストレーター、ハリー・マルトがマニフェストの文を書き入れたポスター。 あえて雑に貼った無数の写真と落書きのような文字が壁一面を埋め尽くします。 オランダのアーティスト、I have popによる作品。「Destroyer Jacket」を木彫で制作した上、火を付けたものです。燃える様子を収めたビデオを背景に、真っ黒に炭化した彫刻が展示されました。 新進ジュエリーデザイナー、ダフィーは、自転車レーサー、マーク・キャベンディッシュの自転車部品から、実物大の彫刻入り頭蓋骨を制作。 ロンドン、ソーホーの刺青師、フリース・ストリート・タトゥの実演が続く中、音楽パフォーマンスの皮切りは、日本のDJデュオ、KIREEK(写真下)! 跳ね上がり、踊り、ときにポジションを交代しながら生み出す音に、会場から「クレージー」との声が飛びました! KIREEK DJ YASAとHI-Cによるターンテーブルユニット。 2007年、ロンドンで開催された『DMC World DJ Championship』のチーム部門で、初出場にもかかわらず世界チャンピオンの栄冠をつかむ。 その後も勢いはとどまることを知らず、翌年の2008年から今年2010年まで、4年連続で世界チャンプの座を手にし、その地位を不動のものにしている。 女子世界スーパーフェザー級チャンピオン、キナ・マルパーティーダ。 この日は、スパーリングパートナーのリセット・メデルと3ラウンドのボクシングマッチを行いました。 リング下ではUKハードコアパンクの人気バンド、ギャロウズのライブも行われ、バンドとリングの間の狭いスペースは、たちまちモッシュピットに。 モッシュピットを作ったコアなファンも、ギャロウズの曲に合わせて踊りながらも、女子プロボクサーの軽やかなフットワークと重たいパンチには目を奪われていました。 マッチ終了後はギャロウズがリングに上り、リングの上が大モッシュピットと化しました!! 今回、このロンドンで行われた『Destroy To Create』は、ナイキが全世界に向けて発信するものです。 パフォーマーたちも、ロンドン、ニューヨーク、日本など、世界中からデストロイヤーマニフェストにふさわしい人々を選び、約220人の招待客も、イベントのスピリットを念頭に厳選しました。
|