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2010,12,15

NIKE DUNK HISTORY Vol.2 −1999 新生ナイキダンク、派生するバリエーション−

今年、誕生から25年目を迎えた「NIKE DUNK.」。
今日は、3回にわたりお届けするNIKE DUNK HISTORYの第2弾をお届けします!

NIKE DUNK HISTORY Vol.1の記事はこちら:

NIKE DUNK HISTORY Vol.2
1999年のナイキダンクの復刻劇は、オーソドックスなスクールカラーのハイトップから幕を開けましたが、まもなく日本企画の"裏ダンク"の登場でその様相が一変することになります。

ナイキダンク待望の復刻はオリジナルを彷彿させるスクールカラーのハイトップから。

アッパーの2トーンカラーを反転した表と裏のナイキダンクは、発想自体が単純であるが故に、潜在的なバリエーションの多様化を暗示していました。東京シティアタックの名のもと日本限定発売された全18型のラインナップに市場は沸騰し、オリジナルダンクへの執着より、新生ナイキダンクへの好奇心が勝ったのは言う迄もありません。

新生ナイキダンクを象徴する"裏ダンク"はハイとローカットを取り混ぜた全18型のラインナップ。

2000年代初頭にはスエードアッパーをマルチカラーで彩った"クレイジーダンク"や、贅沢なカーフレザー製のプレミアムなど新型のアップデイトが相次ぎました。

スエードのマルチカラーに"クレイジーダンク"の異名を持つナイキダンクロープロB('01)。

初代ナイキダンクプレミアムは革張りソファをイメージしたカーフレザー仕様('02)。

水面下ではミュージシャン(WU-TANG CLAN、N.E.R.D.ほか)や、グラフィティライター(STASH、HAZE、FUTURAほか)とのコラボレーションから、アパレルブランド(STUSSYほか)やスニーカーショップ(ATMOS、UNDEFEATEDほか)との共同企画まで発展しました。

WU-TANG CLANの紋章を刻むナイキダンクは初代リミテッドエディション('99)。

ニューヨークグラフィティ代表のスタッシュがパリの個展で約50足販売したカスタムダンク('03)。

オストリッチとスネークスキンが記録的なヒットを生んだSTUSSY共同企画のハイトップ('01)。

L.A.のスニーカーカルチャーを象徴するショップ「UNDEFEATED」のプロモーションモデル('02)。

その勢いは止まることを知らず、ストリートカルチャーのあらゆる局面とリンクすることでバリエーションは増殖し、ナイキダンクの世界観を日々ビルドアップしてきました。なかでも2002年、ナイキスケートボーディングより発表されたナイキダンクプロSBが果たした役割は小さくありません。

ナイキスケートボーディングに参加するプロスケーターほかチームショット。

既にスエードアッパーに厚タンとガムソール採用のナイキダンクロープロBを手掛けていたSBチームは、かつてスケートボーダーに寵愛された記憶を手繰り、良好な接地感と衝撃吸収性の両立という難題にズームエア内蔵のインソールを考案しました。

スケート仕様に改良されたプロトタイプとしてのナイキダンクロープロB('00)。

さらにプロスケーターのフィードバックを得ながら改良を重ねてきたナイキダンクプロSBは、もはやオールドスクールなバスケットシューズでもストリートファッションのアイコンでもない、スケーターのためのパフォーマンスモデルへと進化を遂げました。
その第1世代として発売されたダニー・スパやジーノ・イアヌッチらプロスケーターのシグネチャーと老舗スケートブランドとのコラボレーションモデルはたちまちブレイクします。

リース・フォーブスやジーノ・イアヌッチほか世界的なプロスケーターのシグネチャーモデルを含むナイキダンクロープロSB第1弾('02)。

その後もシュプリームをパートナーに迎えたスペシャルエディション、世界に1足しか存在しない"eBay"チャリティモデル、メディコム・トイ共同企画のベイブキューブシティリミテッドほか、スケート市場に話題を供給することでナイキダンクの新たな価値を創造しました。

スケーターとしてのライフスタイルを極めたシュプリーム共同企画のナイキダンクSB初期エディション('02-03)。

世界で1足のナイキダンクを証明する為に切断されたeBay主催のチャリティオークション出品用サンプル('03)。

デニムやリフレクターやフェイクファーをまとったメディコム・トイ共同企画のナイキダンクSBアーカイブ('04-06)。

こうして復刻リリース以来、わずか数年で2つのキャラクターを確立したナイキダンクですが、2000年代半ばには史上最大のエポックメイキングに遭遇します。

次回は、2000年代半ば以降のDUNKの歴史、マスターピースに迫ります!
NIKE DUNK. HISTORY Vol.3を楽しみにしていてください。

なお、NIKE DUNK 2010プロダクト一覧を、Nikesportswear.comにて公開中です。


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