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2008年10月29日

ナイキ コンシダード デザイン
パフォーマンスとサスティナビリティを再定義するプロダクト

ナイキは2008年10月28日(アメリカ東部時間)、サスティナビリティの原則をスポーツ界の最新イノベーションに融合させた最新プロダクト群「ナイキ コンシダード デザイン」を発表しました。ナイキはここ数年間、「コンシダード」シリーズのプロダクトを展開してきました。そして、今回初めて、バスケットボール、ランニング、フットボール、ウィメンズトレーニング・スポーツウェア、メンズトレーニング・スポーツウェア、テニス、ACG(All Condition Gear)というナイキの主要な全6カテゴリーに「ナイキ コンシダード デザイン」を採用します。

今回発表されたプロダクトの一つである「ペガサス」。このプロダクトは、今年で25周年となるナイキのベストセラーのランニングシューズであると共に、「ナイキ コンシダード デザイン」を初めて採用した最高峰のランニングシューズです。

社長兼CEOであるマーク・パーカーは、「プロダクトをデザイン、開発する方法やグローバルビジネスの展開方法を見てみると、今日の課題を解決するだけでは十分ではありません。ナイキは、将来の地球に優しい経済を目指したデザインを行っています。これは新しい製品を生むために、より少ない資源で、そして多くの地球に優しい素材、そして再生可能なエネルギーを使うということを意味します」と述べました。

「ナイキ コンシダード デザイン」のゴールは、デザイン、開発の過程全体にわたり、無駄を削減し環境への影響を最低限に抑え、環境に優しい素材や有害物質を排除したパフォーマンス面でイノベーションなプロダクトをデザイン、開発することです。ナイキのデザイナーたちは現在、クリエイティブの初期の段階から、見た目にもスマートで、そして地球に優しい選択をすることが期待されています。その結果、最も幅広いカテゴリーに及ぶナイキ コンシダード デザインが、今日、実現しました。

ナイキでは、1990年にフットウェアリサイクルプログラム「Reuse-A-Shoe」を導入して以来、サスティナビリティは重要であり続けています。ナイキは、ここ1年、コンシダード エア ジョーダン XX3をはじめ、北京で開催された世界最大のスポーツの祭典に向け、再生ポリエステル素材を100パーセント使用したアスリート向けのアパレルを発表してきました。

ナイキではコンシダードのゴールに公な目標を設定しています。2011年までに、100パーセントのフットウェアを、2015年までに全アパレル、そして2020年までに全エキップメントをコンシダード基準のベースラインに達成させることを目標としています。このゴールを達成することは、ナイキのサプライチェーンにおける浪費を17パーセント削減し、環境に優しい素材の使用率を20パーセント上昇させることを意味します。

ナイキ コンシダード GMであるロリー・ボーゲルは、「全てはデザイン、そしてエンジニアリング段階から始まります。コンシダード デザインのプロセスは、ナイキのデザイナーたちによってリードされ、消費者のために妥協を許さない、より地球に優しいプロダクトを創造していきます。我々は今回の成果に誇りを持っているとともに、ナイキブランドの全てのフットウェア、アパレル、エキップメントをコンシダード デザインにするための重大なステップを意味しています」と述べました。

ナイキ コンシダードに対する長期的なビジョンは、できるだけ少量の素材を使用し、分解が容易なデザインを行いながらも、新製品へのリサイクルが可能、または安全に自然に帰すという完全にクローズドループ型でプロダクトをデザインすることにあります。

ナイキはこのような作業が単独では実現不可能であり、協力価値がどれだけ重要かを理解しています。そこで将来的なビジョンを創造するため、地球に優しい開発の分野で教育・研究に専念しているグローバルなNPO団体「The Natural Step」に目を向けました。

The Natural Step創設者のカール・ヘンリク=ロベール博士は、「The Natural Stepとナイキはこれまでの10年間、より地球に優しい未来を創造するために協力してきました。そしてナイキは素晴らしい進歩を遂げてきました。同社の進展に協力できることを光栄に思います」と述べました。

これに加え、The Natural Stepのリチャード・ブルーム上級顧問は、「ナイキの献身性と主導力に刺激を受けてきました。意思決定やコンシダード ビジョンの創造にサスティナビリティの理念を活用することで、ナイキはサステナビリティに対する正確で科学的な理解とともに、イノベーションにおける取り組みを確実に伝えてきました。この点において、ナイキは卓越した存在であり、また将来進むべき方向性を決める上で恵まれた位置していると信じています」と述べました。