2010年6月29日
「ダイナミックサポートシステム」は、「ワッフルソール」、「エア」、「ナイキフリー」に次ぐテクノロジーとして2009 年に誕生しました。「ダイナミックサポート」は、中央部のやわらかい角度のついたウェッジ形のフォームを、外側の硬めのフォームキャリッジで覆った、ニュートラルのランナーとオーバープロネイトのランナーの両方に対応する独自のテクノロジーです。高いクッション性とサポートで、幅広いタイプのランナーに優れたライド感を提供するだけでなく、疲労などにより変化する走り方にも対応します。アッパーには、軽量でしっかりと足をサポートする「フライワイヤー※」の配置を変更して中足部から後足部までの広い範囲に搭載することにより、サポートだけでなく優れたフィット感を提供します。素材もメッシュを使用し通気性を向上しています。また、「ナイキ ルナグライド+ 2」は、初代モデルから女性と男性の骨格や筋力の違いに配慮し、女性専用ラスト(足型)/デザイン(設計)を採用しているので、性別を問わず、優れた機能と快適な履き心地を提供します。
カラーやデザインをカスタムメイドすることができるNIKEiD 対応モデルも先行で発売開始しています。これに伴い、NIKEiD では「Nike LunarGlide+ 2 iDデザインコンテスト」も7月2日(金)から開催。コンテストの受賞者には、アメリカ・オレゴン州にあるナイキ本社を訪れる旅など豪華な賞品が贈られます。
ダイナミックサポートシステム
「ナイキ ルナグライド+ 2」製品特徴
●ダイナミックサポートシステムを搭載
一見シンプルに見えるダイナミックサポートは、実はとても複雑な科学に裏打ちされています。硬さの異なる2つクッショニング素材を使用する「ルナロン クッショニングシステム」を採用し、中央部のやわらかい角度のついたウェッジ形のフォームを、外側の硬めのフォームキャリッジで覆った、ニュートラルのランナーとオーバープロネイトのランナーの両方に対応する独自のテクノロジーです。
※「フライワイヤー」液晶ポリマー繊維Vectran(軽量ポリマーの一種)でできた強靱な糸(人工の腱のように機能)を、シューズのアッパーに配することで中足部の安定性とサポート性を高めます。つり橋のケーブルと同様に伸縮性を抑える効果があるので、シューズ内での必要な箇所のみにサポートパーツを配することで、シューズ全体の軽量化も実現しています。
ランニングコーチ 金哲彦氏コメント
正しいランニングのポイントはいくつかありますが、1秒に満たないごく短い時間に交互の足で自体重を受け止め、前進するエネルギーを得る大切な瞬間である着地は、最も重要なポイントのひとつです。
着地は、以下の3つに分類することができます。まず、踵がまっすぐにつくニュートラルプロネーション。これは理想的な着地の仕方です。次に、踵がやや外側に傾いて着地するオーバーサピネーション。そして、多くのランナーがこの傾向だといわれているオーバープロネーションです。
オーバープロネーションは、着地のとき踵が過度に内側に傾いてしまうことで、この状態では、かなりい.び.つ.な負荷が足首やヒザ周辺にかかります。そのため、さまざまな故障の原因になるのです。また、いつもは理想的なニュートラル着地ができているランナーでも、長い距離を走った後半、疲れてくるとオーバープロネーションの傾向になることがあります。「ナイキルナグライド+ 2」に搭載されたダイナミックサポートシステムは、たとえ疲れて着地が不安定になっても、あらゆる角度から着地が安定するように働きます。ランニングフォームが確立されていない初心者も安心できる、ランニングコーチの私が強く推薦したいシューズのひとつです。
ところで、走ると脚が太くなるのではないかと心配する人がいますが、そんなことはありません。しかし、オーバープロネーションの傾向が強いランナーは偏った筋肉の使い方をしてしまうので、ふくらはぎが太くなってしまうこともあるでしょう。でもナイキルナグライド+ 2を履けば、そんな心配も無用です。
ナイキランニングアドバイザー MIDORI氏コメント
女性は骨盤の形状から、股関節が男性に比べて緩く、着地時に膝(膝関節)や足首(足関節)の内外側に負担がかかりやくなっています。その上、関節が全体的に緩いため、先端の足首に大きく角度がついた状態で着地する傾向があります。
普段はその動きが自身のスタンダードなアライメントになっているので違和感をもたない方も多いですが、走る距離やペースがアップした時に、その負担が疲労、違和感、そして痛み、傷害へとつながっていくことが考えられます。
なかなか自分自身で意識してコントロールできる動きではなく、フォームチェックで簡単にフォームが直るものでもありません。また、チェックして意識できたとしても、女性の場合はそのアライメントを固める筋力が少なく、保ち続けるのもそう簡単ではないかと思います。
自分自身の着地のクセを知り、それに対応したシューズを履くことはとても大事ですね。着地時に微妙な角度コントロールができることで、関節の負担は大きく減らすことができます。また、プロネーションの度合いも人それぞれなので、サポートの度合いを調整してくれるダイナミックサポートシステムは心強いですね。
いつもはキレイに走れる方でも、長時間のランで疲労するとプロネーションが崩れるもの。そういった必要なタイミングでサポートしてくれるのも「ナイキルナグライド+ 2」のダイナミックサポートシステムの大きなポイントです。
また、オーバープロネーション、サピネーションの傾向の強いランナーはカラダ全体でみたフォームもブレが大きくなってしまいます。上体の左右の揺れが大きかったり、お尻がふれたり、脚がきれいにまっすぐに出せていなかったり。着地時を安定させることで、無駄のない伸びやかな美しいフォームに近づくことができると思います。
また、そういったサポートがはいることで、満遍なくバランスよく筋肉を使うことができます。筋疲労からくる浮腫みや決まった部位の筋肉ばかりが発達することがなくなり、キレイなカラダを作っていくことができます。
実際に私も、このダイナミックサポートシステムの「ナイキルナグライド+ 2」はしっかり長く走るトレーニング時に選んでいます。走り始めでまだクセはついていないけれども筋力の少ないランナーから、ロングディスタンスのトレーニングをするランナーまで、特に女性のランナーに是非ためしてほしいです。
「ナイキ ルナグライド+ 2 iD」
NIKEiDモデル、「ナイキ ルナグライド+ 2 iD」が2010年6月23日(水)より販売開始されます。NIKEiDとは、お気に入りのシューズやバッグをNIKEiDウェブサイト(NIKEiD.jp)上で、自由にデザイン、カスタムメイドのプロダクトを作ることができるサービスです。現在約165種類のシューズ、アパレル、バッグが対応しています。これにより、ランナーは革新的なテクノロジーを体験しながらも、世界に一つのオリジナルのデザインで、よりファッショナブルなランニングライフスタイルを楽しむことができます。
※オーダーからお手元に届くまで、約3~6週間程度かかります。
■価格:¥16,800(税込)
■サイズ展開:24-33cm(メンズ)、22-29cm(ウィメンズ)
(左右別サイズ可、足幅は3 種類から選択可)
「Nike LunarGlide+ 2 iDデザインコンテスト」を開催
開催期間:7月2日(金)~3週間
ナイキランニングサイトより、ナイキ ルナグライド+ 2 iDシューズをデザインして、コンテストに参加できます。応募デザインは、FACEBOOK上に公開されます。コンテストの受賞者には、アメリカ・オレゴン州にあるナイキ本社を訪れる旅など、豪華な賞品が贈られます。詳細はナイキランニングサイト、NIKEiDウェブサイトにてご確認ください。