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2011年12月12日

東日本大震災へのナイキの支援活動「All for Japan」の一環として、
宮城県気仙沼市に被災地の人々がスポーツを楽しむ施設、
「大谷グリーンスポーツパーク」建設を支援

株式会社ナイキジャパンは、東日本大震災で甚大な被害を受けた方々や地域に向けた、スポーツを通じた長期支援活動「All for Japan」の一環として、米国NPO のArchitecture for Humanity*と協力し、宮城県気仙沼市に、被災地の人々にスポーツを楽しんでいただく場、「大谷グリーンスポーツパーク」の建設を支援することを発表しました。

ナイキとArchitecture for Humanityは、長年パートナーとして、世界各国で起こった災害時に、地域復興活動を行ってきました。今回の東日本大震災を受け、すでに発表している現金支援100万米ドルの一部に加え、「All for Japan」の活動を通して集められた募金が、Architecture for Humanityを通して、「大谷グリーンスポーツパーク」の建設に役立てられます。

2011年3月11日の震災以降、被災地の一部の学校では、校庭に被災者のための仮設住宅が設置されています。今回、「大谷グリーンスポーツパーク」建設地近くの気仙沼市大谷小学校、大谷中学校の校庭には、(2011年12月現在)180棟以上の仮設住宅が設置され、子ども達がスポーツを満足に行うことが出来ない状況が続いています。そのような状況の中、地域の人のためにスポーツを楽しむ場を作りたいと、地元サッカーチーム、FC 大谷スポーツ少年団の代表を務める小野寺隆一さんが、自身の農地を提供し運動場を作りたいと計画していることを知り、建設を支援することにいたしました。

「大谷スポーツグリーンパーク」は、2011年春にフットサルコートのオープンを目指し、本年11月より工事を着工しています。建設資材には、可能な限り自然の資材を使用し、震災により被害を受けた建築物の木材や石材を再生して使用します。パークには津波による倒壊した古民家の梁に使用されていた大木をつなぎ合わせ、土台に秋保石を使用した観客ベンチを作り、地域の復興と新たなスタートのシンボルとして設置します。また、コートを囲うネットは、漁師の方に手により、漁の網を編む技術を生かして作られ、コートの芝は子ども達と地域の人々の協力により植えられました。なお、今回のパークは、Architecture for Humanityのデザインフェローである会田友朗氏(アイダアトリエ)による設計です。

今回のプロジェクトに辺り、ナイキジャパン代表取締役のカール・グリバードは次のように述べています。「今回の震災で被害を受けた地域の再生支援の一環として、大谷グリーンスポーツパークの建設に携わることができ非常に嬉しく思っております。スポーツを通したこの支援プロジェクトが、東北地方の方々、特に子供たちの明るく輝かしい未来を築きあげる一助になることを祈っております。」

*Architecture for Humanity について
米国に拠点を置くNPO で、1999 年の創設以来、世界的、社会的、人道的危機の際、建築やデザインの力で問題解決を進めてきました。Architecture for Humanity とナイキは、長年パートナーとして支援活動を行っています。地域復興の一環として、スポーツを行う建物やシェルターなどに革新的なデザインをもたらすことを通しても、解決を追求してきました。ナイキを通して提供された寄付金は、日本でのArchitecture for Humanity の活動サポートに充てられます。
詳細 : http://architectureforhumanity.org/