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2010,12,14

NIKE DUNK. HISTORY Vol.1 −1985 ナイキダンク、伝説のはじまり−

今年、誕生から25年目を迎えた「NIKE DUNK.」。
これから3回にわたり、皆さんにダンクの歴史や、歴代ダンクをご紹介していきます!

NIKE DUNK. HISTORY Vol.1 : マイケル・ジョーダン、パトリック・ユーイング、アキーム・オラジュワンといった後世のNBAのスーパースターが、NCAA(全米大学体育協会)バスケットボールリーグを席巻した1980年代半ば。

ナイキはバスケットシューズのアッパーをスクールカラーで配色したチームモデルの開発に着手しました。そして1985年、カレッジカラープログラムのもと、先行リリースのターミネーターに次いで登場したのが、ナイキダンクです。

カレッジカラープログラムを担うナイキダンクとターミネーターの広告キャンペーン "BE TRUE TO YOUR SCHOOL."。

1980年代に確立したばかりのバスケットシューズの最新テクノロジーを凝縮したナイキダンクの特徴は、足首をホールドするアンクルスタビライザーストラップ、屈曲運動を促すフレックスノッチ、そして、ナイキエアを搭載せず接地感覚と軽量性に特化したロープロファイル(低重心)のソールユニットなどです。

デビューから四半世紀を経た今も色褪せないオリジナルダンクとその製品マニュアル。

これらのパーツを名門校の伝統あるスクールカラーで塗り分けたハイコントラストなバリエーションをハイカットとローカットで各7色展開し、それぞれアリゾナ、ミシガン、ケンタッキーほか計11校のチームをサポートしました。

ナイキダンクがカレッジリーグで活躍した1980年代の記録写真。

バスケットシューズ=白ベースという既成概念に縛られていたそれまでのキックスカルチャーに、ナイキダンクをはじめ、ターミネーターやビッグナイキなど、カレッジカラープログラムの主力モデルが影響を及ぼしたのは間違いありません。

ケンタッキー大学"WILD CATS"仕様のスペシャルモデル。

そして1980年代後半には、ナイキダンクの接地感に優れたソールと斬新なカラーリングがスケーターのニーズに合致、スケートボードという想定外のコミュニティで支持を得ました。

スケート特有の擦り傷をトウガードの側面に残す、藤原ヒロシ氏が愛用したオリジナルダンク。

その際、利き足の違う者同士で傷んだ片足をトレードする内、左右色違いのナイキダンクを履くローカルなスタイルまで出現。ナイキダンクの将来に新たな道筋が切り拓かれました。さらに、1990年代のアンティーク市場でもナイキダンクが珍重され、デッドストックはコレクター垂涎の的となりました。

ナイキダンクと共に珍重されるコレクターアイテム、肩掛けダンクのプリントTシャツ。

伝統的なバスケットコートに生まれ、いつしか新天地のストリートに迎えられていたナイキダンクの伝説は、来たる1999年の復刻リリースへと引き継がれます。

次回は、復刻されたナイキダンクについてご紹介していきます。 NIKE DUNK. HISTORY Vol.2を楽しみにしていてください。

『NIKE DUNK. BE TRUE TO YOUR STREET』紹介記事はこちら:

『DUNKスペシャルムービー』はこちら:

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