ランニングの進歩を図るバロメータはたくさんあります。100mの10秒切り、1マイル走の4分切り、マラソンの2時間切りといったチャレンジは、アスリートだけでなく見る人の心も魅了します。エリウド・キプチョゲはナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%の試作品を着用して非公式ながらマラソン2時間の壁を破りました。そして、こうしたチャレンジが達成されると、また新しい基準が作られ、人間の可能性を試す新しい目標が生まれます。
ナイキは、2017年のBreaking2を通して新しいフットウェアデザインのアプローチを生み出しました。スポーツ科学、エンジニアリングとアスリートが相乗効果を生み出し、ランニング エコノミーを高めるための業界の先を行くアプローチとして、「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」が誕生しました。これをきっかけに継続的なデザインプログラムとして進化を続け、スポーツ科学の情報を元にナイキ スポーツ研究所が裏打ちした画期的なシステムの「ナイキ ネクスト%」が作られました。「ナイキ ネクスト%」のシステムは、現在でも長距離走の世界に最も密接に関わっています。今回、「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」の基本を生かし、日々の激しいトレーニングに使えるシューズとして、「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」が誕生し、8月27日より発売開始します。
たくさんの距離をこなしたり、日常で頻繁に使用するためにデザインされた「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」は、「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」のトレーニング版シューズとして作られました。「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」のネクスト% システムは、トレーニング用に調整されています。プレートはカーボンではなく合成素材で、長距離でも快適に走れるように柔らかめになっています。ストライドの全ての局面で安定感のある体重移動をサポートします。エネルギーリターンと反発性の高さで好評を得ているズームX フォームは、中足部と前足部のプレートの上に配置されています。衝撃からの保護と耐久性を高めるために、かかとにはナイキ リアクト フォームが使われています。新しい「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」と同じナイキ ズーム エア ポッドがテンポ ネクスト%の前足部にも使われており、同様の反発感のあるクッショニングや足が前に進む感覚を提供します。「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」は、アスリートがスタートラインに立つために、効果的でより良いランニングのトレーニングができるようにしてくれます。また、これまでのナイキの最速トレーニングシューズであった「ナイキ ペガサス ターボ」と比較すると、「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」の方がランニング エコノミーが向上しています。
また、合わせて発売される「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズ」は、さまざまなアスリートのニーズに応えるために、ヒール部分を折りたためる構造になっており、サンダルのように足をスライドし、ヒールを踏みながらシューズを履くことができます。これにより、簡単な動作でシューズの着脱が可能になっています。
「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」は、8月27日(木)にNIKE.COM、NRCアプリ、NIKEアプリなどで発売開始します。「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズ」は、8月27日(木)にメンズモデルが、9月17日(木)にウィメンズモデルがNIKE.COM、NRCアプリ、NIKEアプリなどで発売開始します。
キプチョゲ選手が登場する「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」のデザイン誕生までを紹介したムービーはこちらからご覧ください。
大迫傑選手
ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%は、1キロ4分から2分55秒ぐらいの幅広いペースで活用できそうなシューズです。テンポ走だけでなく、インターバルや早いペースの練習でも活躍してくれそうです。前足部にズーム エアが搭載されたことで、反発性にも優れていますし、ペガサス ターボと比べてもバランスはそのままに、前に進む推進力が上がったと思います。これまでペガサス ターボを履いていた人には、進化版のシューズとして移行しやすいと思います。また、テンポは、よりレース用シューズに近づいた印象で、早いペースの練習でも活躍してくれそうで、トレーニングの中でも、アルファフライやヴェイパーフライ ネクスト%を履くまでではない練習などにも活躍してくれそうです。そういう意味でも、テンポは、これからのマラソン練習の幅を広げてくれるシューズだと思います。市民ランナーの方であれば、このシューズで十分レースにも使えそうですが、アルファフライやヴェイパーフライ ネクスト%などでレースをする方にはトレーニングシューズとして活躍してくれると思います。
設楽悠太選手
ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%を履いた感想は、フィット感があり、踏み込む力によって反発が返ってくるので、自然とペースが上がり、フォームが崩れずにジョグができるということです。1キロ3~5分ぐらいの幅広いペースで、ジョグや距離走などで使用しました。レースやポイント練習ではヴェイパーフライ ネクスト%を、ジョグや20~25kmくらいの軽い距離走の時はナイキ フリーを履いていますが、状態を見ながら日々のトレーニングに取り入れていきたいと思います。活用の仕方は人それぞれだと思いますが、自分の場合は長い距離を走るときに使用して、少しでも翌日の練習にダメージが残らないようにするために使用します。そういう意味では、一般ランナーも活用できると思います。
鈴木亜由子選手
ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%は、高い反発性があり、自然にスピードが上がって気持ちよく走れます。ズーム エアが前足部に搭載されたことで、母指球下のズーム エアが蹴り出し時にサポートしてくれ前に進む感じがありました。ズーム エアがあることで、クッション性がありながら、沈み込みすぎずに地面を押す、蹴りだす力をサポートしてくれるので、そこまで力を使わずに前に押し出され、ポンポンと跳ねる感覚があります。主には、1㎞ 4分~3分30秒ぐらいの練習ペースの時に使用したいと考えていますが、ジョグでも試してみたいです。まだこれから履き慣らしていく感じですが、履いた感じの印象では、ロードである程度のペースでの練習や、後半ビルドアップするポイント練習で使ってみたいと考えています。自分は、やはり練習を積んできたり、スピード練習をすると足底に負担がかかり、痛みも出ることが多いので、シューズのクッション性がとても重要な要素です。テンポは、クッション性が高いシューズだと感じたので、パートナーになってもらえるように履き慣らしていけたらと思います。アルファフライの練習用という意味でも良いかもしれません。私は、色々なシューズを練習内容などに合わせて使い分けていますが、タイミングをみて慣らしながら今後具体的に練習への取り入れ方を考えていきたいと思います。また、市民ランナーの方であれば、踵の部分のクッション性もあるのでヒールストライクの方にも最適かと思いますし、大会などのレーシングシューズとしても使っていただけると思います。
中村匠吾選手
実際にテンポ ネクスト%で30km走を行いましたが、ペガサス ターボと比べても反発力が上がり、軽さもあるシューズなので長距離走で使用したいと思います。ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%の気に入っている点は、反発力と耐久性があり、厚さもフィット感もあるので、ロング走などの長い距離を走っても安定感があるところです。マラソン練習に取り入れていきたいと思います。長い距離を走る練習では、筋肉への負担も大きくなるので、継続した練習を行う為には疲労を軽減させてくれるような、程良い反発力がある事と、長く使用できる耐久性が必要だと思います。
ズーム エアが前足部に搭載されたことで、反発力と推進力を感じるので、ロードを走っても反発力を得られるので後半もしっかり走れました。ペガサス ターボに比べて、ロング走中、後の疲労度が軽減されると思います。ロング走は1km 3分30秒~で走る事が多いですが、1km 2分50秒を切るスピード練習でも数本使用しました。テンポ ネクスト%は、ロング走を中心に使用したいと思いますが、スピードも出せるシューズなので、ペース走などでも今後使用できたらと思います。
テンポ ネクスト%は、ペガサス ターボに比べて厚みと反発力が増したと感じています。これまでペガサス ターボはあまりスピードを出した練習には使用していませんでした。テンポ ネクスト%の方が推進力が感じられ、反発力もあるので質を上げた練習にも取り入れていきたいと思います。ロング走中心に使用したいシューズという部分ではペガサスターボと変わりません。
一般のランナーの皆さんであれば、十分レースでも使用できるのではないかと思います。トレーニングシューズですが、軽さと反発力があるので練習のバリエーションも増えるのではないかと思います。テンポネクスト%はズーム エアが前足部に入っている事で反発力があり、シューズの厚さもあるのでクッション性も高く感じました。国内での練習ではロング走をロードで行うことが多くなるので、とても良いシューズだと思います。
新谷仁美選手
ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%を履いてみて感じたのは、ラン後に足に疲労感がないということです。ジョギング、距離走、ロードトレーニングなどに使えそうです。主に1キロ3分20秒ぐらいのペースで使用しています。一般ランナーの方にも、長距離のロードレースに向いているので、ハーフやフルマラソンを目指している方におすすめしたいです。長距離種目は後半疲労を感じペースが下がってしまうことがあると思いますが、このシューズは程よい硬さと柔らかさを持ち合わせているので、疲労を強く感じず走りきれることが出来ると思います。私はペガサス ターボを履いた20kmジョグより、テンポ ネクスト%を履いた20kmジョグの方がペースに変動なく、また疲れもペガサス ターボに比べて感じませんでした。テンポ ネクスト%は、持続性に優れているので、安定感のあるペースを刻むことができロングラン、距離走練習に最適だと感じました。
服部選手インタビュー
テンポ(ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%)は、距離走だけじゃなくてスピードを上げる練習でも使えます。スピードに変化をつける練習をするとき、どのシューズを履くか迷うこともあったのですが、テンポはそういった練習にはもってこいで、練習の幅も広がるかなと思います。テンポは、練習パートナーとして新たにラインナップに入るだけでなくて、トレーニングの軸になってくると思います。ペガサスなどと使い分けを上手くしていきたいです。ペガサスも3分30秒くらいの距離走であれば問題ないのですが、ペースを上げたり、変化を付けたりする時はテンポがいいと思いますね。テンポはとても気に入りました。
テンポで、ジョグや、距離走、スピード練習でも一通り履いてみましたが、安定していて履きやすかったです。アルファフライよりも硬さがあるので、ネクスト%からアルファフライに移行するにあたってとても良い靴だと思いました。個人的に履いた感じは凄く良いシューズでした。今後の練習はテンポに変わると思います。ペガサス ターボと比べて性能がかなり良くなったという感じがあります。ペガサス ターボよりもスピードが出しやすくなり、レースペースでも履けるようなシューズだと思います。スピード練習では、1キロ2分50秒を切るくらいまではテンポで出せます。マラソンのレース以上のペースに問題なく対応できるシューズです。テンポが加わったことで、練習とシューズのバリエーションが広がりました。距離走は30㎞くらいまでは実際にテンポを履いて走りましたが、問題なく使えます。テンポのおかげで、これまでよりもペースが速い、クオリティの高い練習ができるようになりました。
僕はアルファフライよりもテンポの方が、スムーズに前への推進力を生み出す為のタイミングを靴が教えてくれているイメージがあります。アルファフライは蹴るタイミングを自分で判断しなくてはいけないですが、テンポは靴が教えてくれるような感覚があります。テンポでトレーニングして、アルファフライを履くと、アルファフライが履きやすく感じるので、そういう使い方になってくると思います。このシューズで、2時間10分切るくらいで走れちゃうと思います。ハーフだと61分台くらいまでならいけると思います。
ズーム エアが一番の違いかなと思います。ペガサス ターボだとズームXだけでしたが、ある意味テンポは色々な要素がソールに組み合わさって、アルファフライに近い感覚で走れるのはすごくいいと思います。感覚はアルファフライにかなり似ています。どっちがアルファフライか分からない人もいると思うくらい似ていますね。その位このシューズでもスピードが出せるし、推進力が出せるシューズだと思います。アッパーのフィット感はアルファフライに近いかなという印象を受けました。軟らかすぎてブレることもないので、アッパーに関しても気に入っています。
市民ランナーであれば問題なくレースも走れると思います。市民ランナーでマラソンを3時間や4時間などのペースで目指す人にとっては、テンポがあればレース用でも練習用でも使え、一足でカバー出来るぐらいです。
アスリートの進化をサポートするために開発され2017年のBreaking2イベントをきっかけに誕生した「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」は、とどまるところを知らず進化し続けています。ここから生まれたイノベーションは、今回発売されるトレーニング用の「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」にも引き継がれ、同じくネクスト%の設計理念を新しい分野にも応用した、短・中距離用トラックスパイク(ナイキ エア ズーム ヴィクトリー/ 800mから10,000mと幅広く対応した競技用スパイク)などの展開は、新しいバリアを破り、種目の枠を超えてネクスト%の価値を示そうとするナイキの強い意思を示しています。下記に、ネクスト%を、1インチ、1秒ごとに前進させてきたチームの舞台裏に、実際に関わってきたアスリート、デザイナー、エンジニアや科学者の声を紹介します。
アスリートの進化をサポートすることは、創業以来ナイキの中心にある思いです。数字で見えるほどアスリートを進化させるというアイディアは2013年に生まれたものです。
フットウェア イノベーション担当のVP、トニー・ビグネルは次のように話しています。「アスリートがレースでもっと効率よく走る方法について、たくさんのコンセプトを集め始めました。研究開発には数年かかり、やっと2017年にBreaking2イベントという形になりました。」
イタリアのモンツァで行われたBreaking2イベントで、エリウド・キプチョゲが、ナイキ ヴェイパーフライ 4%を着用しました。 同じく、レリサ・デシサとゼルセナイ・タデッセもナイキ ヴェイパーフライ 4%を着用しました。この先駆的なランニングシューズは、基礎的な分析評価(baseline assessments)、クッショニングなどの素材要素の検討、クリティカル ヴェロシティ(CV)などの身体能力に関するテクニカルな数値などを含む人間の運動能力の限界とフットウェアのランニング効率に与える影響についての深甚な科学的研究から生まれました。
VPでNXTスポーツ研究所のマシュー・ナースは次のように話しています。「ランナーのストライド、衝撃、心拍などに関する変数を観察し、フットウェアがランナーのパフォーマンスに与える影響を理解しました。自分の閾値を超えて長く走れば走るほど、エネルギーを消耗することになります。アスリートの酸素消費量を測定し、ランニング効率(RE)、最大酸素摂取量(VO2max)も測ります。これにより、運動能力や効率がわかりますが、例えるならガソリンタンクの大きさと、そのガソリンを使うときの燃費です。私たちの研究では、ランナーが自分のタンクを使い果たしたり、補給する限界を理解することに努めました。」これは、アスリートが自分のエネルギーを維持できれば、長く早く走ることができるだろう、という考えに基づいたものですが、ここから生まれた答えははるかに複雑なものでした。
世界記録や大きなバリアを示す「タイム」は、ランニングの水準を理解するための比較的簡単な方法です。
2016年に1500mで金メダルを獲得したマシュー・セントロウィッツは次のように話しています。「アメリカでは、高校の時にマイル走を走るので馴染み深い競技です。マラソン、100mと並ぶ花形種目の1つです。」この競技は単に距離だけが注目されるわけではありません。タイムの壁(100mの10秒、マイル走の4分、マラソンの2時間)も、人間の能力を示すバロメーターとされてきました。ネクスト%の実現のためにはそれぞれの競技に関する知識も不可欠でした。
その一つがセントロウィッツの専門でもある1500mです。この種目はスピードと持久力の両方の勝負、あるいは彼の言葉を借りるのであれば「号砲直後に勝負が決まる100mとも違い、最初は早くても、後でスローダウンすることもあり、その逆もある競技」です。
ローラ・ミューアはイギリスの中距離走者です。彼女も、1500mの特殊性は予期せぬ状況を生み出すと言います。「この種目には、得意分野の違う選手が揃います。800mや1500mを専門とする選手や5000mが専門の選手もいます。大きな大会において、選手がそれぞれの能力をはるかに超える速さで走る唯一のトラック種目と言えるのかと思います。」
距離走でのスピードは戦略と密接に関わります。そしてレースの中盤は、最後の一押しの準備にかかる大事なタイミングです。早く飛び出しすぎると、疲れがでて持久力のある選手に捕まってしまい、遅れをとると先に駆け出した選手が先にゴールしてしまいます。
ミューアは次のように話しています。「人によってどんなレースが得意なのか異なります。」
400mハードルなどの競技でも戦略が成功のカギとなります。200m走のようなスプリントのスピード、800m走のような持久力と、ジャンプのタイミングを掴むコツの全てが求められます。
世界記録保持者のダリア・ムハンマドは次のように話しています。「400mハードルはもちろん速さが必要です。でも、スピードだけでは勝てません。今年に至るまで、私は400m走では対戦相手の中でも一番遅いタイムだったと思いますが、それでも何度も勝っています。完璧なストライド パターンを作ろうとするときに、スピードが邪魔になるようなことがあるのです。」
個々の競技の微妙な違いを理解することが、一人一人の選手のゴールを理解するために役立ちます。
ナースは次のように話しています。「例えば、シーズン全体として勝ちたいのか、一つの大会で勝ちたいのか、今は何かに備えて回復に努めているのか、暑さに慣れたいのか、など、目的を幅広く捉えることもできます。」
個々の目標達成も協力精神が不可欠です。ナースとナイキ スポーツ研究所がクッショニングに関する結論に至ったとき、専門知識を生かして彼らと同様の熱意で開発に取り組んでくれる素材チームが頼りになることを確信していました。ナースは次のように話しています。「まず第1歩は、定期的に連絡を取りながら、頻繁にアイディアを交換できる緊密な関係にあることです。その後、共通の知識をもとに、異なる科学の知識を融合させます。フォームに関しては、圧縮、弾性、エネルギーリターンなど、それぞれのフォームの性質がパフォーマンスにどのような影響を与えるのかを理解しようとしました。素材チームやフットウェア チームなどに、『この仕様にできたら、アスリートにとってはベストな結果が生まれるはず』という情報を伝えました。」 Breaking2に向けてアスリート個別の仕様で製作したナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリートは、反発性のあるクッションを生み出すナイキ ズームX フォームと、硬さと推進力を高めるフルレングスのカーボン ファイバー プレートを採用しました。
ネクスト%を調合する上で、素材の仕様は参考になりますが、科学的なデータがそのテクノロジーの使い方を決めるわけではありません。ナイキのデザイナーとエンジニアがそれらを参考に、新しい挑戦に挑むのです。データによって、安定性、トラクション、クッショニングなどの要素がどのように連動し、そのシューズを履くアスリートの動きにどんな影響を与えるかがクリアになるのです。
シニア フットウェア イノベーターのキャリー・ディモフは次のように話しています。「オリジナルのヴェイパーフライ開発に繋がった画期的な研究によって、マラソン シューズに対する全く新しい考え方が生まれたのです。プレートとフォームを一つのシステムとして理解した上で、そのシステムをより効果的に機能させる方法を考えていきました。」
2017年から2020年まで、ズーム エアの実験によって(キプチョゲが紹介したような)複数の試作品が制作され、ランニング シューズのデザインにとっても大きな前進が見られました。
シニア フットウェア イノベーターのキャリー・ディモフは次のように話しています。「弾性に極めて優れたフォームと、反発性に優れたプレートの組み合わせがアスリートのストライドを伸ばし、次の一歩に向けて弾みをつけるのです。ズーム エアを加えることによりシステムがさらに進化し、製品の機能性も高まりました。」
このシステムはマラソン シューズを進化させただけではありません。短距離や、トレーニングのシューズに対する期待も高まりました。セントロウィッツ、ミューアやムハンマドの新しい可能性をひきだすことも期待されます。
ミューアは次のように話しています。「ある意味、重要な部分となるのが、エクイップメント(道具/シューズ)だと言えます。それを使って走るのですから。」身体の延長線上にある部分に、デザイン、エンジニアリング、素材、科学とストライドの知識が集結します。方程式がきちんと解ければ、アスリートのクリティカルベロシティが高まるはずです。
セントロウィッツは最近の1番のお気に入りとなっている「ナイキ エア ズーム ヴィクトリー ネクスト%」について次のように話しています。「ナイキ エア ズーム ヴィクトリー ネクスト%が、しっかりと母指球の部分に力を入れられるポジションにしてくれます。これができないと無駄な力が必要になってしまうのです。」無駄な力を必要としないため、このスパイクは1500mのレース展開の中でもエネルギー保持に役立ち、セントロウィッツにランニング エコノミーを高めるための体と心の力を提供します。
セントロウィッツ、キプチョゲ、ミューアやムハンマドをはじめとするエリート選手の協力を得て、ナイキ ネクスト%は競技環境に十分に対応できるものとなります。タイムは目標にもつながりますが、それぞれの種目の微妙な違いから、全てのランナーにも身近に感じることができるペースや持久力が目的にもなりうることも気づかせてくれます。ネクスト%の技術をテンポネクスト%のようなトレーニング シューズに応用することも、目に見える効果がストップウォッチによってのみ測られるものだけでないことを示す一例です。
ビグネルは次のように話しています。「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%は、ナイキ リアクト フォームをかかとに採用し、衝撃からの保護性と耐久性を高めています。また、日々の練習で使うために、硬度を抑えた複合素材のプレートを用いています。テンポ ネクスト%の目的は、アスリートがスタートラインに立つ前に、効果的でより良いランニングのトレーニングができるようにすることです。」このシューズはトップレベルのランナーだけでなく、上を目指すランナーとの隙間を埋める役割も果たします。
ナースは次のように話しています。「何かを挑戦する人には全て、自分なりの課題や、自分の基準での進歩があるはずです。幅広いアスリートの役に立ちたいと考えるなら、それらを理解することも必要です。」
こうした中で生まれてきたソリューションが、全く新しい利点を生み出すこともあります。速さ、切れることのない持久力、怪我なくスポーツを続けられることなど、次はどんな新しい利点が生まれるのか。ビグネルの言葉を借りるなら「アスリートに限界を設定しないものができれば最高です。」
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