ナイキプロダクトの75％に再生素材が使用されていたことを知っていましたか??

ナイキプロダクトの75％に再生素材が
使用されていたことを知っていましたか??

2018. 06. 07

プラスティックボトルの製造工程で発生する廃材や使用済みプロダクトが新しい素材（Nike Grind など）に生まれ変わり、糸、シューズのソールやバスケットボールコートなど、ナイキが作る多くのプロダクトになっています。これはナイキが30年間抱いている包括的な環境持続性実現への意志が形になったものです。その詳細は最新の「環境持続性に関するビジネスレポート（Sustainable Business Report）」に記されています。実に、ナイキのシューズやアパレルのプロダクトのうち、75％には何らかの再生素材が使われています。

知っていましたか? ナイキは業界で最も多くの再生ポリエステルを使用しています。

再生利用以外にも、ナイキでは人気の高いプロダクトの一部を環境に優しい方法で生産しています。実は、ナイキエアはナイキの中で最も環境持続性に優れたイノベーションの一つです。

ナイキがエアユニットを発表したのは1979年のこと。今日、このテクノロジーは圧縮された空気（窒素）と、それを包む強くてしかも柔らかいバッグ（ナイキエアソールユニット）で構成されており、それが、かかとやつま先、あるいはその両方の下にあるミッドソールの中に配置され、空中を歩いたり走ったりするような感覚を生み出しています。このテクノロジーは、さらに環境持続性に優れた素材、コンピュータを用いたデザインや、先進的な生産ツールを用いることで、その限界が広がりつつあります。私たちが目標とすることは、これらをさらに軽く、強くしながら、再生素材の利用を増やし、ナイキが環境に与える影響を最低限に抑えることです。

エアと環境持続性に関する5つの事実

エアソールの染料着色工程の一つでは、染料を含んだ回収可能な排水の99％が再利用できるようになっています。
2008年以降にデザインされたすべてのエアソールの少なくとも50％の原料が、生産工程で発生する廃材を再利用したもので構成されています。
今日、「ナイキエア・マニュファクチャリング・イノベーション」の各工場では、施設の生産工程で発生する廃材の95％以上を埋め立て処理することなく再利用しています。これは2016年5月から2017年までだけでも5100万ポンド（およそ2300万kg、オリンピックサイズのスイミングプールにして約10個）分の素材に相当します。
新しいナイキエアマックス270のエアソールは、これまででも最も大きく、高さがあり、目に見えるクッショニングシステムですが、70％以上が生産工程からの廃材を再利用した材料で構成されています。
ヴェイパーマックスのエアソールの再生素材構成率は75％を超えており、しかもこのシューズはフォームのミッドソールを使う必要もなくしています。

このような目標を達成するには、ナイキのエアバッグの製造方法に頼るところが大きくなっています。ナイキエア・マニュファクチャリング・イノベーションは、アメリカの3施設、オレゴン州のナイキ本社の近くの2箇所と、ミズーリ州セントルイス近郊の1 箇所でエアソールユニットを生産しています。

エアユニットがどのように作られているか

ナイキのエア生産は、TPUフィルム2枚のシートを熱成形機に入れて、熱成形するところから始まります。

シートの間をいくつかのヒーターが通り抜けます。

シートが望ましい温度に達すると・・・

・・・2 枚を型にはめて、接合します。

これらの型でナイキのエアソールの形を作ることになります。

次に成型していない部分を切り落とします。

正しい形に整ったら、窒素ガスが注入され、バッグが膨らみます。

ナイキエアテクノロジーは、圧縮された空気（窒素）と、それを包む強くてしかも柔らかいバッグ（ナイキエアソールユニット）で構成されています。

膨らませた後、エアバッグの仕上がりが検査されます。

目視検査が終わると、ナイキの契約フットウエア工場への出荷準備が始まります。

しかしこれが終わりではありません！
ナイキでは残った端材の90％以上を回収して、再度粉砕。そして、それを新しいフィルムに作り変え、また同じプロセスに用いています。

2019年までにナイキの北米拠点において100％再生エネルギーを活用する計画など、ナイキが地球に与える影響を減らすための努力に関する最新情報「環境持続性に関するビジネスレポート（Sustainable Business Report）」は、下記よりご確認ください。
https://sustainability.nike.com/

画像データはこちらのリンク左上にある「DOWNLOADS」よりダウンロードをお願い致します。

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