ナイキは、フットボール スパイクのナイキ エア ズーム マーキュリアルを披露しました。連結されたフルレングスのズームエアバッグをソール全面に搭載し、これまでにない足の下の感覚とより優れたエネルギーリターンをもたらします。スパイク内側のシャーシ部分は、プレートに移行することで足とズームエアバッグの間にあるソックライナーだけを残して効果を最大限に高めています。
ナイキフットボールチームが、エアバッグの実験を始めたのは何十年も前ですが、技術の進化と応用方法の発達を鑑み、デザインチームは今回のスペシャルプロジェクトにエアバッグの再活用を検討しました。ズームエアを機能性のためだけに使用するだけではなく、スパイクの外見にも活用することを思い描いたのです。
「フルレングスのズームエアバッグを元に、エアバッグが大きくなってスパイクを包み込むまでになったらどうなるだろうと思い描きました。」と、ナイキフットボール シニア デザイン ディレクターのジョンウー・リーは話します。「これが透明感のあるアッパーの開発と、内側にあるソックライナーの色を変えることでスパイクの外見も大きく変えるアイディアにつながりました。」
今回、フットボールでは初めて、ナイキ フライプリントのアッパーを採用しています。
フライプリントは、ナイキ初の競技用シューズ向けの3Dプリント繊維のアッパーで、マラソン選手のエリウド・キプチョゲが着用したナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート フライプリントとして初登場しています。
ナイキ フライプリントのアッパーは、固形堆積モデリング(SDM)と呼ぶ、コイル状になっているTPUの繊条組織を解き、それを溶かし、層に重ねるプロセスにより作られます。フライプリントの製法を用いることで、デザイナーはアスリートのデータから繊維の形状を導き出すことができるようになります。これはデジタルを用いたテキスタイル開発の進歩であり、ナイキ ハイパーヒューズ、フライワイヤーやフライニットなどでも行ってきたように、機械に独自の方法で修正を施す(手を加える)という伝統を踏襲するものにもなっており、それまで想像できなかった機能を生み出すソリューションが実現しました。
従来の平面的な素材と比べた時に3D素材がもたらす長所の一つに、フライプリントが素材を融合させて作るという性質から、縦糸と横糸の交差以上にダイナミックな素材の連動を実現できるという点があります。例えば、通常の編み物や織物の素材では、絡み合った糸(縦糸と横糸)の間に摩擦抵抗が生まれますが、3Dプリントした素材の場合、素材の交点が融合しているため、より正確に足を支えられるようになります。さらにこれまでの素材よりも軽く、通気性も高く作ることが可能で、さらには悪天候対応のためにACC(オール・コンディションズ・コントロール)コーティングでの仕上げもしています。
ナイキのコンピュータを使ったデザインによって、アッパーの必要な部分を補強したフットボール専用のフライプリントのパターンを開発しています。またナイキ エア ズーム マーキュリアルには、さらに構造とサポートを強化するためにフライワイヤーを組み入れています。
しかし、昔の実験の目的とは異なるとはいえスパイクの一番の特徴は4.5mmのズームエアバッグです。新しくなったこのフットボールのエアは、クッション性よりも反発性が重視されています。
「これまではかかとのクッション性が重視されていましたが、マーキュリアル プレイヤーはそれほどかかとを使うことがありません。」とリーは話します。「前足をつかってフルスピードでダッシュを繰り返す、そのようなプレイヤーを念頭にデザインしています。だからこそ、薄いフルレングスのズームエアバッグで出来るだけ弾むような感触を出しています。沈み込む間もなく、足が前に押し出されます。」
ズームエアバッグは、目に見え、足の下の一部分は露出されており、触ることもできます。ズームエア誕生20年を記念して、かかとには「20 Zoom」の文字が記されています。エアは、ナイキとして画期的なイノベーションであると同時に、とても環境持続性のある素材です。2008年以降に作られたナイキエアソール イノベーションの全ては、生産過程での廃棄物を再製原料として最低50%含んでいます。フライプリントもまたサステナブルな生産方法であることから、スパイクの甲部分には“Structure printed as a single strand = Zero Waste.”(一本の糸でプリントされた構造=廃棄物ゼロ)と記されています。
「ナイキ エア ズーム マーキュリアルは、未来への第一歩であり、これからの私たちの道しるべになります。」とリーはまとめます。「現在活用できるエアやフライプリント、さらには現在開発中のイノベーションを用いることで、フットボールスパイクがこの先どうなるのか、未来に限界はありません。」
画像データは下記リンクの「GALLERY」よりダウンロードをお願いいたします。
https://news.nike.com/news/air-zoom-mercurial
女性らしさやファッション、フットボールファンの世界には無限の解釈があります。AMBUSH®のデザイナーでナイキのコラボレーターでも...
ナイキ x マーティン・ローズ トレンチジャケット ¥71,500(税込) ファッションにおいてもスポーツにおいて...
ジョーダン ブランドにおけるバスケットボール シューズのデザインは、85年のダンク コンテストで細い2連のゴールド チェーンを首に...
ナイキは、最新のNike Rise コンセプトストア「NIKE KYOTO」を7月6日にオープンします。 Nike Rise...
エア ジョーダン XXXVIII ¥29,700(税込) エア ジョーダンのシグネチャーシリーズは、バスケットボー...
この夏、最大のフットボールの大会は、女子スポーツの新たな時代の幕開けとなります。そして、今の世代の女子フットボーラーたちはチームワ...
Nike Well Collective(ナイキ ウェル コレクティブ)は、Body(ボディ)、Mind(マインド)、Life(ラ...
ナイキの各チームは、特に女性と女の子を含むすべてのアスリート*と、健全な地球環境の未来を築いていくためのソリューションの創造を支援...
ナイキ モティバ ¥12,100(税込) ナイキは、どんな運動であっても、レースの完走や気分転換などそれぞれ目的が...
ナイキ ワン リーク プロテクション 「ピリオド」 ショーツ ¥7,700(税込) 様々な年代の女の子・女性にとっ...
ナイキ サブリナ 1 ¥14,300(税込) ナイキは、アスリートとスポーツの最大の支援者として次世代のバスケット...
ジョーダン ブランドは、イタリアのミラノに次いで世界で2店舗目、日本では初となるジョーダン ブランドストア「JORDAN WORL...
2021年に登場した「ナイキ ズームX インヴィンシブル」が1月26日に新しくなって登場します。ナイキはこれまでも、ナイキ ズーム...
ナイキは、関西で1号店、国内で3号店目となるNike Live コンセプトストア「Nike By Kobe」を12月15日にオープ...
ナイキ ファントム GX エリート DF FG(ハイカットモデル) ¥31,900(税込) ナイキ ファントム GX ...
ナイキは、2022-2023年の駅伝シーズンに向け、シューズとアパレルからなる「EKIDEN PACK」コレクションを、2022年...
多世代のジャイアンツ・ファン並びに中央ユニフォーム着用選手:左から島野愛友利選手(ジャイアンツ女子チーム)、岡本和真選手 2...
ナイキでは、全ての世代のアスリートがスポーツの歴史に名を残し、そのスポーツの世界を広げただけではなく、未来の世代のアスリートたちが...
Nike x UNDERCOVER エア フォース 1 ロー ¥18,700(税込) アンダーカバーの高橋盾氏が、...
新しく大胆にデザインされた2022年のナイキフットボール ナショナル チーム コレクションは、独自のスポーツ科学の知識とデジタルデ...
ナイキ フォワード ウィメンズ クルー ¥15,400(税込) ナイキ フォワード メンズ クルー ¥15,...
ナイキクラフト ジェネラル・パーパス・シュー(GPS) アーカイブ カラー ¥12,100(税込) ナイキクラ...
Nike x sacai ズーム コルテッツ ¥22,000(税込) sacaiのデザイナーである阿部千登勢氏が、...
NIKE x AMBUSH® エア アジャスト フォース ¥24,200(税込) AMBUSH®創立者の一人でクリ...