ナイキ x トム・サックス ポンチョが登場
2019. 04. 24

ナイキとトム・サックスのコラボレーションによるポンチョは、良いソリューションを作り上げる為には時間がかかることを再認識させてくれます。シンプルなプロダクトからは想像できないくらいに形状を変化させるこのアパレルは、4年間に渡る無数のテストと改善を繰り返しようやく完成しました。

変形するアパレルを考えるデザインチャレンジの結果、2015年にこのポンチョが考案され、ナイキのスペシャル アパレル プロジェクトに関わるシニア デザイン ディレクターであるジャレット・レイノルズなどのデザイナーたちが製品化に取り組みました。レイノルズは、収納されている状態から素早く着ることができ、使用後は簡単かつスリムに収まるアイデアに魅了され、次のように話しています。「最初の試作品には、完全に切り離せるジッパーを採用しました。素早くポンチョを着るために一瞬で力強く大きく開けるようになりましたが、ジッパーの配置にとても苦戦しました。」

サックスのひらめきをもとに製作された試作品コレクション

非常に細かいディテールに富んだプロトタイプにも関わらず、その後2年間で最初の試作品をもとに8から9個のコンセプトが生まれました。それぞれのコンセプトに実用性はありましたが、ポンチョとして完璧ではありませんでした。そこで、レイノルズはナイキとコラボレーションをしていたトム・サックスにポンチョのビデオを見せました。

レイノルズは次のように話しています。「トム・サックスが“これは何とかしないといけない”と言ってくれました。トムとそのチームは問題解決に優れ、我々とは違う視点で物事を見ることができます。まさに違う視点が必要だったのでとても嬉しかったです。」その後、このプロジェクトはアーティストとのコラボレーションであり独創的なものへと発展していきました。

下記のインタビューの中で、サックスはこのポンチョが手探りの試みからナイキクラフト プロジェクトへと発展した経緯を語っています。

ナイキニュース:ナイキクラフトはナイキとトム・サックスのコラボプロジェクトですが、このプロダクツはどのように製作されたのですか?

トム・サックス:まずナイキクラフトは単なるブランドではなく、透明性とものづくりの根拠に基づいてプロダクトを作るという理念でアプローチされていることをみなさんにご理解いただきたいと思います。
ジャレットからポンチョのアイデアと問題点を教えてもらったとき、ジャレットは複雑すぎると言っていました。そこで私は「大丈夫。動画を作ってみます」と伝えました。動画制作を通して、ポンチョを閉じる仕組みや収納する方法をシンプルにしていきました。また、ドラッグレース(約402mの直線走行を競うモータースポーツ)から着想を得たパラシュートが開く構造や、ウエストバッグなどのアイデアを取り入れていきました。

ナイキニュース:切り離せるジッパーや大まかな構造をジャレットから見せられたように、誰かが新しいものを見せてくれたとき、あなたはまず何を考えますか?どういった経緯でドラッグレースにたどり着いたのですか?

トム・サックス:最初の試作品を見たとき、マジックのトリックを連想しました。その後、偶然ドラッグスター(ドラッグレース専用車両)のパラシュートが開く構造とパラシュートを折りたたむところを見て、我々が抱えているポンチョを開く複雑な構造についての問題が他の業界では解消されていることを知りました。高速から低速へスピードの変化を可能にするこのメカニズムは、ポンチョにも応用できると考えたのです。また、変化という点では、春は生活が大きく変化する季節なので、統計的にも携帯電話や鍵、財布をなくす人が増える大変な時期でもあり、突然の雨に降られても傘を持っていない場合が多いことから、こういう問題を全てまとめて解決することはできないかと考えました。私たちはスタジオで多くの問題を抱えているとき、さらに問題を追加することで解決方法を見出せるということを学びました。

ナイキニュース:全てのプロダクツには、サックス スタジオで製作したセラミックのマーキングが施されています。多様な製造プロセスの一部として、ご自身のスタジオをどのように捉えていますか?

トム・サックス:ナイキと協力することで、スタジオ単独では絶対に製作できない規模で商品を作ることができる点に最大の魅力を感じています。こうしたセラミック ビーズは簡単に作ることが出来るので、自社で何千個も作れたら面白いのではないかと考えたのです。ビーズ製造工場を建て、手作業で成型・穴あけをして、スウッシュとトム・サックスのロゴをあしらったビーズを16,000個作りました。ビーズには作業員の指紋も残っています。

ナイキニュース:コレクションの製作過程には多くの人が関わっていますが、ポンチョに関しては特にベトナムを強調しています。ナイキクラフトのコラボレーションにおいて、工場との関係の重要性について教えてください。

トム・サックス:今回協力したベトナムの工場は、これまで協力してきた工場の中でも特に優れていると感じました。単純に言われたことだけをやるのではないという、まさに真のコラボレーションに必要な要素を持っていたのです。一緒にプロダクトを作ってきたので、透明性という観点からも、ものづくりに携わる人について伝えることも重要だと考えています。様々な要素を取り入れてナイキクラフトの商品を仕上げるためには健全な関係性が必要ですし、機能を支える情報を共有することも含めて、透明性がとても大切です。まずその考え方をナイキクラフトで徹底しています。そしてポンチョの機能は現在特許申請中です。

ナイキ x トム・サックス ポンチョ
¥54,000(税込)

ナイキクラフト コレクションを代表するポンチョは、トリニティケースに採用されたダイニーマ素材(マーズ ヤード オーバーシューにも採用された超強力繊維)からサックス スタジオで製作されたセラミック ビーズまで様々な素材を使用しています。フィドロック バックルでウエストバンドの利便性を高め、ポンチョ自体は最小サイズで最大限の範囲をカバーする防水性と通気性に優れた3層構造の生地を採用しています。ポンチョの背面には生産地であるベトナムの名が力強く堂々とプリントされています。
サックスは次のように話しています。「このコレクションには、素材とものづくりの透明性に対する我々の考え方がうまく反映され、作品に携われたことを誇りに思っています。私がスタジオで作る他の作品と同じ価値観、品格があります。」

このコレクションは飾っておくこともできますが、サックスはこのコレクションを単純に使うだけでなく、私たちが何を考えて何をしたか、そして何よりもその過程について深く知ってもらうきっかけになればと強く願っています。

ナイキ x トム・サックス ポンチョについての詳細はこちらのムービーよりご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=ioZX_pJz-Cc

ナイキ x トム・サックス ポンチョは、東京オペラシティ アートギャラリーで開催されるサックスの「ティーセレモニー」に合わせて、4月27日から、NIKELAB MA5、DSM GINZAで発売予定です。

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